イングランド 8強一番乗り!3戦全勝+全BPで“死の組”突破

[ 2019年10月6日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグC組   イングランド39―10アルゼンチン ( 2019年10月5日    味スタ )

<イングランド・アルゼンチン>前半、タックルを外してトライを決めるデーリー(撮影・篠原 岳夫)
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 C組で前回1次リーグ敗退のイングランドがベスト8一番乗りを果たした。前回4位のアルゼンチンから6トライを奪い39―10で快勝。3戦全勝で勝ち点を15に伸ばし、1試合を残して決勝トーナメント進出となる2位以内を決めた。 1次リーグ順位表  日程&結果

 大会前に「死の組」と呼ばれたC組で、イングランドがすんなりと8強入りを決めた。前半17分に退場者を出したアルゼンチンを終始圧倒。4年前は地元開催で1次リーグ敗退の屈辱を味わったが、全てボーナスポイントを獲得しての3連勝で決勝トーナメントへ駒を進めた。「3試合で勝ち点15はまさに予定どおり。東京の素晴らしいファンの前でプレーできたのもよかった」。前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督も満足そうだった。

 3試合で失ったトライはわずか2つ。前2試合は格下との対戦だったが、アルゼンチン相手にもほとんど守備は崩れなかった。ボール支配率は約6割に達し、地域支配率はさらに上を行く67%。SOフォードのエリアを獲得するキックが効果的で、敵陣で優位に試合を進めた。試合中と試合終了直後に乱闘も起きた戦いを、CTBファレル主将は「ちょっと気持ちが入りすぎて相手につけいる隙を与えてしまったが、ほぼ試合をコントロールできた」と総括。自らは前半に4本全て外すなどプレースキックが絶不調だったものの大勢に影響はなく、「今週は少し練習するよ」と苦笑いした。

 後半には途中出場したフッカーのカワンディッキー、足首の手術から復帰して今大会初出場のWTBノウェルもトライ。選手層の厚さも見せつけた。ファレル主将は「ベンチメンバーだけじゃなく(登録メンバー)31人がいい状態。これからも競争し合えれば」と手応えを口にした。03年大会以来の優勝へ、母国が着々と歩みを進めている。

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