あと一歩で番狂わせ…トンガ、3連敗も熊本のファン沸かせた

[ 2019年10月6日 22:38 ]

ラグビーW杯1次リーグC組   トンガ21―23フランス ( 2019年10月6日    熊本県 えがお健康スタジアム )

後半、攻め込むトンガのピウタウ
Photo By 共同

 トンガは2点差まで接近したが、3連敗。ただ、準優勝3度の強豪、フランスを最後まで苦しめ、熊本のスタジアムに詰めかけたファンから大きな拍手が送られた。

 試合前の国歌斉唱ではフランスの大声援がこだました。トンガにとってはアウェーな空気の中で始まったゲームは前半3分にペナルティーを与え失点。その後も主導権を握れず苦しい展開が続く。

 7―17の後半。相手のキャッチミスが目立つようになり、チャンスが増える。6分。右サイドから前方へ蹴られたキックは転々とし、これをCTBヒンガノがつかんで、叩きつけるようにトライを決める。38分にはキックパスを左サイドでFLカペリがキャッチしてトライ。コンバージョンキックも決まり2点差となり、会場は地鳴りのような歓声に包まれた。

 CTBのピウタウ主将は大きな歓声をもらったことについて「あきらめないでしぶとく一生懸命試合していたのが理由と思う」と話した。ケフ監督は「立ち上がりが良くなかった。良ければ勝っていたかも知れない」と悔やんでいた。

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