中垣内ジャパン、メダルへ負けられない一戦制す アルゼンチンに3-1で快勝

[ 2019年10月6日 21:39 ]

バレーボール男子W杯 第5日   日本3-1アルゼンチン ( 2019年10月6日    マリンメッセ福岡 )

第2セット、スパイクを決める石川
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 バレーボール男子のワールドカップ(W杯)は6日、マリンメッセ福岡とホワイトリング(長野)で各3試合が行われ、世界ランキング11位の日本は同7位と格上のアルゼンチンと対戦。3-1で勝利し、メダル争いへ大きな1勝を挙げた。

 前日のアメリカ戦、日本は攻撃の柱である石川と西田の2枚を温存。この日のアルゼンチン戦に照準を合わせてきた。一方のアルゼンチンも初戦で世界ランク2位のアメリカを破る大金星を挙げた強豪。どちらも4戦終了時点で2勝2敗(勝ち点6)で並んでおり、メダル獲得には負けられない一戦だった。

 第1セットは序盤から石川が躍動。スパイクやブロックで日本を引っ張り3-1と主導権を握る。中盤は西田や高橋の活躍が目立ち、14-11と徐々にアルゼンチンを引き離していく。終盤はアルゼンチンに粘られるものの、福澤が要所でポイントを決め、25-19で第1セットをものにした。

 第2セットは序盤からシーソーゲーム。石川を筆頭に、西田や福澤が得点のチャンスをものにし、アルゼンチンとの点の取り合いに応酬する。2回目のテクニカルタイムアウト後、20-15とし勝負を決めたかに見えたが、アルゼンチンの逆襲に遭い21-19と2点差に。しかし、終盤は小野寺のブロックなどが決まり25-20で押し切って2セットを連取した。

 第3セットも序盤から石川が引っ張る。アルゼンチンに4連続得点を許し、主導権を奪われかけるもすぐさま盛り返して10-10の同点に。その後5連続得点で一気に流れに乗ったかに見えたが、逆に5連続失点を許し16-17と逆転を許す。20-23と一時3点差を付けられるが、日本はセットポイントを握られてから3連続得点でジュースに。勝利への執念を見せたが26-28でこのセットを落とした。

 第4セットもどちらに転ぶかわからぬ展開。日本が4連続ポイントで流れをつかむかに見えたが、アルゼンチンも粘って点差をつけさせない。終盤まで接戦が続くが、西田&石川がキッチリとポイントを決め、19-14と徐々にアルゼンチンを引き離す。その後、アルゼンチンの粘りに苦しめられるが、25-22で第4セットを奪取。セットカウント3-1で快勝した。

 日本は5戦を消化し、3勝2敗と白星が先行(勝ち点9)。全勝は世界ランク1位のブラジルのみ(勝ち点15)となっている。出場12チームは1回戦総当たりのリーグ戦を行い、勝利数や勝ち点などを基に順位を決定。日本の次戦は9日。舞台をグリーンアリーナ広島(大アリーナ)に移し、世界ランク16位のオーストラリアと対戦する。

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