大里66で首位タイ “しぶこ会”2週連続優勝中「次は私がお祝いしてもらえるように」

[ 2019年10月6日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン第3日 ( 2019年10月5日    三重県 白山ヴィレッジGC=6479ヤード、パー72 )

18番でバーディーを決め首位タイの大里(左)は同組のペ・ヒギョンとハグ(撮影・井垣 忠夫)
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 2位から出た“黄金世代”の大里桃子(21=伊藤園)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、67をマークした畑岡奈紗(20=森ビル)とともに通算15アンダーで首位に立った。連日1時間を超えるアプローチの猛特訓が実り、この日ただ一人のボギーなし。親友であり、ライバルと語る渋野日向子(20=RSK山陽放送)に続く、国内メジャー初制覇を目指す。

 この日最大のピンチは17番パー4。第2打をグリーンと右手前バンカーの間のラフに外した。ピン位置は右手前で「寄るかどうか紙一重だった」。58度を手に、ピンそば50センチに寄せてパーをセーブ。不規則な風が吹く難コンディションの中、出場61選手中ただ一人のボギーなし。スコアを4つ伸ばして、初優勝した昨年8月のCATレディース以来となる首位に立った。

 「後半はアプローチが寄ってくれて、耐えることができました。まずは予選通過と思っていたので、ここまでいい成績になっているとは思ってなかったです」

 昨季は1勝を挙げるも、今季の最高成績は7位と2勝目が遠かった。9月に入り「大荒れだった」という1Wは前週に「自信を持って打てるようになった」ときっかけをつかんだ。残りの課題はアプローチ。今週コース入りし、練習日には1時間以上をアプローチ練習に費やした。「たくさん練習したから成果が出たのかな」。技術面はもちろん、自信にもつながった。

 同学年の渋野日向子、木下彩と大の仲良し。前々週には渋野がツアー3勝目を挙げ、前週は木下が下部ツアーで優勝。1日には3人でお祝いの食事会をした。最近は“渋野の親友”という枕詞(まくらことば)で呼ばれることが多い大里。だが、ただ仲がいいだけではない。お互いの存在は「親友であり、ライバル」と口をそろえる。「次は私がお祝いをしてもらえるように頑張りたい」。首位で迎える最終日。主役の座をつかみ取る。 

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2019年10月6日のニュース