ラファエレ W杯初トライ! 母国サモア相手に躍動「特別。感情的になった…」

[ 2019年10月6日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグA組   日本38-19サモア ( 2019年10月5日    豊田ス )

<日本・サモア>前半、トライを決めるラファエレ(右)=撮影・吉田剛
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 サモア出身の右CTBラファエレが、W杯初トライを挙げた。前半27分、右サイドを松島がビッグゲインし、左へ展開。SH流からパスを受け、タックルを受けながらインゴールになだれ込んだ。「自分で行こうと。スペースに走った」。日本が一気に主導権をたぐり寄せた瞬間だった。成長した姿を母国へ見せつけ、「ちょっと特別なトライ」と控えめに笑った。

 華麗なオフロードパスなどを披露してきたテクニシャンは、複雑な感情を抱いていた。4歳まで暮らした母国の国歌が流れ、さすがに「感情的になった。頭で歌っていた」と振り返る。だが、サモアの試合前の儀式「シバタウ」を凝視し、気持ちを決めた。「もっと頑張りたい、と」。家族も応援に駆け付けた、意味のある一戦。最高の形の恩返しだった。

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