V圏内に浮上 勝みなみ 渋野の全英Vに「周りのレベルは上がっている」 

[ 2019年8月17日 16:14 ]

女子ゴルフ NEC軽井沢72第3日 ( 2019年8月17日    長野県北佐久郡軽井沢町 軽井沢72G北C=6705ヤード、パー72 )

 黄金世代の勝みなみが6バーディー、ボギー無しの66で回り、通算8アンダーのV圏内に浮上した。

 5番で残り126ヤードの第2打をPWでベタピンの10センチにつけバーディーを決める。続く6番では177ヤードを7Iで3メートルに乗せ連続バーディーとした。後半も勢いは止まらず11、14番でバーディー。さらに16番で3打目を2メートルに乗せスコアを伸ばすと、17番でも4メートルを沈め連続バーディーとした。

 今季はパナソニックオープン、中京テレビブリヂストンと前半戦で2勝を挙げた。だが、さらに高みを目指してスイングに手を加えたことがつまずきの始まりとなった。他の選手のいいところを取り入れようとして迷路にはまり、アース・モンダミンカップから4試合連続予選落ちと不振に苦しんだ。

 そのトンネルから抜け出すきっかけとなったのが全英女子オープンだった。海外のトップ選手と一緒にプレーし、彼女たちの練習風景を見ているうちにヒントをつかんだ。「あまりコックを使わずクラブと手が一体になって、左の腕を軸にしてそのまま振るのが私の良さだった。海外に行って、いろいろな選手を見ていたら、私に似た(スイングの)人が多かった。それを見て、あれで良かったんだなと思った」と原点回帰を決意。それからスイングを以前の形に戻し、徐々に調子を上げてきた。

 「きょうは70点。結構ショットが良くなってきているので、危なっかしいところはほとんどありませんでした」と笑顔で振り返った。

 スランプに陥ったことで得た収穫はメンタル面でもあった。「心からゴルフを楽しむことが大事だなと感じました。海外の選手は本当に楽しんでゴルフをやっている」と“スマイル”の大切さも実感した。

 同じ黄金世代の渋野の全英Vも刺激になった。海外メジャーが決して手の届かないタイトルではないということを教えてくれた。「自分もメジャーに出てみて上位で戦えると思いました。(日本の)周りのレベルも上がってきていると思う」

 その渋野の快挙の瞬間は、全英の会場を離れた後にスマホのライブ中継で見た。「凄くうれしかった。ちょうど(渋野が)スタートする時に自分があがって、1時間半(コースで)待っていたけど、夕食の時間などもあって先に出ることにしました」と振り返った。

 最終日は逆転Vを狙える好位置で今季3勝目に挑む。上位には渋野や原英莉花もいる。「みなさんが思っている以上に(同世代を)意識していないと思います。個人スポーツだからでしょうか。人は人。自分は自分という感じです」と落ち着いた表情で話していた。

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