渋野 凱旋2戦目3差7位好発進、大人スタイルでスマイル

[ 2019年8月17日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72第1日 ( 2019年8月16日    長野県 軽井沢72G北C=6705ヤード、パー72 )

NEC軽井沢72第1日 5番、渋野は笑顔でフェアウェーへ向かう(撮影・西川祐介)
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 AIG全英女子オープン制覇後、国内ツアー2戦目に臨んだ渋野日向子(20=RSK山陽放送)が6バーディー、1ボギーの67で回り、首位と3打差の7位につけた。全英で見せたイケイケな攻めのゴルフだけではなく、16番パー5では2オンを狙わずにあえて刻む堅実なゴルフも展開。これで全英女子を含め26ラウンド連続のオーバーパーなし。凱旋優勝に向けて、“大人のしぶこ”が好発進を決めた。

 4アンダーで迎えた16番パー5の第2打地点で渋野は迷っていた。残り距離は2オンを狙える208ヤードだが、ボールは右サイドの深いラフ。3Wと5Wを手に取るも、52度のウエッジに持ち替えた。

 「欲を抑えて刻みました」。118ヤードの第3打を4メートルにつけ、6つ目のバーディーを奪取。「狙いたい気持ちはあったが、最悪のことを考えて刻んだ。あそこで取れたのは大きい」。全英で見せたイケイケの強気な攻めの姿勢だけではなく、冷静な判断も下せる20歳。大人のゴルフも織り交ぜパー5の全4ホールでバーディーを奪い、67の好スコアで上位発進を決めた。

 「初日にしては上出来かなと思います。予想してるスコアよりは良かった。なんでだろう、とは思いますけど」とトレードマークの笑顔がはじけた。

 1番でグリーン手前ラフから16ヤードを直接沈め、いきなりのチップインバーディー。本人は「(朝一番の)おはようバーディーは不吉」との予感もあったというが、いらぬ心配だった。2番でも左ラフからの3打目を3メートルに寄せて伸ばした。9番では会心のアプローチを披露。グリーン右手前ラフから、56度のフェースを開いてグリーンエッジに落とした。下り傾斜を使って1メートルにピタリ。「自分でも衝撃。ビックリしちゃった」。青木翔コーチが「ピッチエンドランしかできなかったのが、今年から上げるアプローチができるようになった」と成長を認める寄せの技術。粘りの強い夏のラフに入れても、スコアを伸ばせる要因となった。

 英国から帰国後2戦目。前週に38度の熱を出してからいまだに声はかれており、せきで夜中に目覚めることを繰り返している。前夜も深夜3時に目が覚め、1時間眠れなかった。だが、20歳には「体は全然大丈夫」と気丈に振る舞う強さがある。地元・岡山代表として甲子園を戦う岡山学芸館が3回戦で敗退。その結果を伝え聞き「1勝してくれてうれしかった。学芸館の分まで私が頑張れたら」とも口にした。

 これでオーバーパーなしは26ラウンド連続。国内ツアーに限っても3位タイにあと1と迫る22ラウンドとなった。首位とは3打差。多くのファンが待ち望む凱旋Vへ、「明日もしっかり伸ばしていきたい」と頂点をにらんだ。

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