李相花引退、小平にエール「頑張りすぎるのではなく…」 長野訪問計画も

[ 2019年5月16日 19:31 ]

16日、ソウルで開いた記者会見で現役引退を表明し、涙を流すスピードスケートの李相花
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 スピードスケートの小平奈緒のライバルで、2010年と14年の冬季五輪で2大会連続の金メダルを獲得した韓国の李相花(30)が16日、ソウルで記者会見し、現役引退を表明した。小平には「トップの座を守るため頑張りすぎるのではなく、これまでやってきた通りにやればいい」と自然体で臨むようエールを送った。「近いうちに(小平が拠点とする)長野に遊びに行く計画だ」と明かした。

 18年の平昌冬季五輪では、2位となり涙ぐむ李に、優勝した小平が寄り添ってねぎらい、抱き合った場面が日韓ファンの感動を呼んだ。

 李は、小平とは中学時代から付き合いがあり「友情はとても深かった」と振り返った。先週、現役引退が報じられた際、小平から「間違ったニュースならいいのに」とメッセージが送られてきたことを披露した。

 李は引退を決意した理由について、膝のけがなどで「選手としての最高のコンディションを保てなくなった」と涙を流しながら説明。今後どうするかは決めておらず「当面は余裕のある生活をしたい。まずはぐっすり眠りたい」と安堵の表情も見せた。(共同)

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2019年5月16日のニュース