自転車競技の伊豆開催など提案へ 東京五輪でIOC審議へ

[ 2015年12月7日 21:48 ]

 2020年東京五輪の自転車会場見直しで、大会組織委員会がトラックとマウンテンバイク(MTB)の静岡県伊豆市への変更などを8日にスイスのローザンヌで始まる国際オリンピック委員会(IOC)理事会に提案する方針であることが7日、関係者の話で分かった。テレビ会議で9日の審議に参加し、今回の理事会で決着を目指す。

 組織委はコスト削減のため、BMXも合わせて伊豆市に変更する案を検討した。しかし都心開催を要望した国際自転車連合(UCI)に譲歩し、BMXは従来の計画通り東京都江東区の有明で実施する。UCIが皇居外苑発着を希望するロードレースは、西に向かって武蔵野の森公園にゴールする計画を、都心に戻る形に変更する。

 3日間のIOC理事会では、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題について対応を含めて議論する予定。会場の水質問題が懸念される来年のリオデジャネイロ五輪の準備も報告される。メキシコの国内オリンピック委員会(NOC)に対しては、政府の介入を問題視して処分を検討する見込み。

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2015年12月7日のニュース