旭化成・佐々木五輪前進!日本人トップ3位 自己ベスト1分近く更新

[ 2015年12月7日 05:30 ]

日本人トップの3位でゴールする佐々木

福岡国際マラソン

(12月6日 平和台陸上競技場発着)
 来年のリオデジャネイロ五輪の選考を兼ねて行われ、佐々木悟(30=旭化成)が自己ベストを1分近く更新する2時間8分56秒で日本人トップの3位に入った。節目の年齢になった今年は、食事改善や肉体改造に着手。三十路の自己改革の成果が9回目のマラソンで表れた。ケニアのパトリック・マカウ(30)が2時間8分18秒で大会連覇。公務員ランナーの川内優輝(28=埼玉県庁)は2時間12分48秒で日本人4番目の8位だった。

 ふるいにかけられてから粘った。35キロ手前。4人の先頭集団の中にいた佐々木は、アフリカ勢2人に反応できなかったが、一緒に置かれたフェレケに食らい付いた。すると、最初に出たコエチが後退。これを40キロでかわして日本人最上位の3位に入った。

 「本当はタイムをもう少し出したかった。ぎりぎり9分台を切っただけ。満足はしていません」。笑顔はなくとも内容は上々だ。ペースメーカー2人が予定の30キロより5キロも早く脱落する展開にも動じず。最後に2時間4分台のコエチを捉えたことにも価値がある。

 30歳を迎えた今年は取り組みを変えた。「早食いはスタミナ切れの可能性がある」と食事をよくかむようにした。左右の筋力バランスが悪いことを知り、数値が劣っていた左足を鍛えた。受け身だった練習はコーチにメニューを提案するようになった。「結果を出せる手応えはあった」。9回目のマラソンでの飛躍は自己改革の結晶だ。

 宗兄弟、谷口浩美、森下広一らの五輪ランナーを輩出した名門・旭化成の主将。国内選考レース第1弾でリオへ名乗りを上げた。

 ◆佐々木 悟(ささき・さとる)1985年(昭60)10月16日、秋田県大仙市生まれの30歳。中学は軟式テニス。秋田工で陸上を始める。大東大を経て旭化成に。練習熱心な性格を買われ、同チームでは異例の若さとなる26歳で主将に就任した。家族は妻・彩さん(27)。これまでのマラソンの自己最高は2時間9分47秒だった。1メートル71、56キロ。

 ▼リオデジャネイロ五輪への道 枠は3。福岡国際、来年2月の東京、3月のびわ湖毎日で争う。各大会日本人3位以内が選考対象で、本番での活躍が期待される選手を選考。日本陸連が定める2時間6分30秒を切った選手は優先的に選ばれる。複数の選考会に挑戦した場合は設定記録に到達しない限り、最初のレースが評価対象。

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