史上初外国人アマ横綱誕生 モンゴル出身トゥルボルド

[ 2015年12月7日 05:30 ]

相撲の第64回全日本選手権で優勝し、胴上げされるバーサンスレン・トゥルボルド

相撲 第64回全日本選手権

(12月6日 東京・両国国技館)
 モンゴル出身のバーサンスレン・トゥルボルド(日大3年)が外国人史上初のアマチュア横綱の栄冠を手にした。決勝で黒川宗一郎(アイシン軽金属)を撃破。来年は日大主将を務めることが決まっている21歳は最終学年を全うしてからプロ入りする意向を示した。

 モンゴルの“新たな有望株”トゥルボルドは準々決勝で優勝候補の小柳(東農大)を押し倒して勢いに乗ると、決勝は国体覇者の黒川を小手投げで撃破。逸ノ城、照ノ富士と同じ飛行機に乗って来日したが、鳥取城北高卒業時に監督から「まだ甘い」と言われて日大進学を決断。それから3年で栄冠をつかみ、幕下15枚目格付け出しの資格を得た。それでも最終学年の来年は主将を務めるだけに、その権利を使うつもりはなく「来年はチームを引っ張る」と自覚たっぷりに話した。

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2015年12月7日のニュース