男子プロゴルファーに税の研修会、外国人の消費税納付改正で

[ 2015年12月7日 16:08 ]

 男子プロゴルファーに対する税の研修会が7日、東京都内で開かれた。来日外国人選手らの賞金にかかる消費税に関し、選手が申告納税する現行制度から、来年度、賞金を出す主催者が天引きする方式に変わることを東京国税局が説明した。

 昨年、会計検査院の調べで外国人Jリーガーら約30人の消費税課税漏れが発覚し、税制の知識不足が浮き彫りになった。

 日本男子ゴルフツアーの表彰式を前に開かれ、56選手が出席。初谷武志課税1部長が制度改正のほか、賞金や副賞への所得税や消費税の課税の仕組みを解説した。

 研修会後、宮里優作選手は「賞金や副賞は細かいところまで把握するようにしている。国民の義務なのでしっかり払っていきたい」と話した。

 選手は個人事業者に当たり、大会の賞金といった報酬などが前々年に1千万円を超えると天引き(源泉徴収)される源泉所得税とは別に、消費税の納付義務が発生。外国で納税する選手(非居住者)も消費税の課税対象となっている。

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2015年12月7日のニュース