遼5差圧倒で15年優勝締め!米初V16年こそ!

[ 2015年12月7日 05:30 ]

優勝した石川(右)は関係者とハイタッチして喜ぶ

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ最終日

(12月6日 東京都稲城市 東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)
 遼が日本一、さあ次は米ツアー制覇だ。首位から出た石川遼(24=CASIO)が6バーディー、3ボギーの67とスコアを伸ばし、通算14アンダーの266で、2位に5打差をつける圧勝で今季2勝目となる通算13勝目を飾った。石川の日本タイトル獲得は初めて。また、今季の国内ツアーで 複数回優勝を挙げた唯一の日本人選手となった。

 難関の最終18番パー3。1メートルのパーパットがカップに沈むのを見届けた石川は握った右手を2回振り下ろした。そして、ボールをカップから拾い上げると、再び右手でガッツポーズ。1万人を超えるギャラリーから温かい拍手を浴びた24歳は「最後は魔の18番なので、何打リードがあっても足りない。やっと解放された」と息をついた。

 1番で奥4メートルから3パットのボギーが先行したが、焦りはなかった。「ショットが良ければ勝てるという確信があった。それよりも、次の1打に集中して攻めていこうと思った」。3番で残り140ヤードの第2打をPWで3メートルにつけると、514ヤードと距離が長い4番パー4も300ヤードを超える1Wでフェアウエーを捉え、残り150ヤードをPWでピン左4メートルに絡めて連続バーディー。「1打に100%力を注げた。燃え尽きてもいいと思ったし、むしろ18番まで(体力が)持つかなと思った」と言うほど全身全霊で放ったショットでバーディーを重ね、最終的には2位に5打差もつけた。

 だが、初の日本タイトルも通過点でしかない。赤いチャンピオンブレザーをまとった息子を見ても、コーチの父・勝美さん(59)は「おめでとうとは言わないようにしている。夢はそこじゃない。マスターズで勝った時は言うよ」と褒めることはしなかった。石川自身も「15番のティーショットと16番の第2打は置きにいったショットだった。あれをやっていれば米国では勝てない」と厳しい。また「目標はそこではない」と表彰式では「祝メジャー初優勝」と書かれたボードを掲げることには難色。視線は既に世界へと向かっていた。

 これからつかの間のオフに入るが、年内に沖縄で10日ほどの合宿を敢行。「土台づくりとアイアンショットのボールコントロールの精度を高めたい」とさらなる進化を誓う。16年の初戦はソニー・オープン(1月14日開幕、米ハワイ州)を予定している。また、勝美さんは「日本ツアーに出ることで成長する部分もある」と夏場の日本ツアー参戦を示唆した。

 石川は昨季、米ツアーでは辛うじてシードを獲得。しかし、国内ツアーでは7試合出場だけで、唯一、2度優勝した選手となった。「自分では毎試合優勝争いしたいと思っていた。この7試合で非常にいいものを学べた。チャレンジできなかったり、消極的になったショットからは何も生まれないというのを学んだ。きょうのゴルフを米国や世界でやれるかだと思う。できると信じてやりたい」。攻めの姿勢で米ツアー初制覇への道も切り開く。

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