17歳・森田は2日連続68 初の最終日最終組「勝ちたい」

[ 2014年5月4日 05:30 ]

<サイバーエージェントレディース 2日目>12H、森田遥は豪快なティーショットを放つ

女子ゴルフツアー・サイバーエージェント・レディース第2日

(5月3日 千葉県市原市・鶴舞カントリー倶楽部(6515ヤード、パー72))
 ホールアウト後に熱心に球を打ち込む堀とは対象的に、会見を終えた森田はしばらくクラブハウスで時間を過ごすと、車に乗り込み会場を後にした。2日間連続の68で首位に浮上。ツアーでは自身初の最終日最終組となるが、「きょうも最終組だったので」と動じる様子もない。それどころかテレビのインタビューでは「勝ちたいです」ときっぱり言い切った。

 笑顔の可愛らしい女子高生だが、言葉には気持ちの強さが表れる。「きのうも、きょうも上がりが悪いのでいまひとつぱっとしない」。自己評価の厳しい終盤も全てパー。11、12番ではショットでグリーンを外しピンチを迎えたが、アプローチを寄せてパーセーブした。

 安定したショットに「パットが付いてきている」とアマ5人目の快挙に不安要素はない。同組でプレーしたツアー屈指の飛ばし屋の渡辺については「凄く飛びますね」と感心しつつ、「叩かれたら血が出そうな感じ」と独特の表現で笑いを誘った。

 17歳は「まだ18ホールあるし、何があるかわからないので最後まで頑張る」と最終日を見据えた。

 ≪Vなら藍超え≫国内女子ツアーの年少優勝記録は14年KKT杯バンテリンレディースを制した勝みなみの15歳293日が歴代1位の記録。今回、森田遥が優勝すると、17歳289日での達成は03年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで宮里藍が達成した18歳101日を抜き、歴代3位の記録となる。堀琴音の18歳62日での達成も同様に歴代3位。
 

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