佳純が決めた!涙の2大会ぶりメダル…ヘアピンで「気合」

[ 2014年5月4日 05:30 ]

< 日本・オランダ>5人目で勝利した石川(右から2人目)は涙を流しながらチームメートに出迎えられる

JA全農世界卓球団体戦第5日・女子準々決勝 日本3―2オランダ

(5月3日 国立代々木競技場ほか)
 エースが決めた!!準々決勝が行われ、世界ランク3位の日本は同8位のオランダに3―2で競り勝ち、2大会ぶりとなるメダルを確定させた。石川佳純(21=全農)は第2試合で相手エースのリー・ジャオ(41)に2―3で敗れたが、最終第5試合でエールランド(20)に3―2で勝利。前回大会5位のリベンジを果たした。4日の準決勝は31年ぶりとなる決勝進出を懸け、同4位の香港と対戦する。男子はドイツと準決勝で戦う。

 自然と涙があふれ出た。エースの重圧。仲間からの期待。勝利を決めた瞬間、石川の全ての感情が解き放たれた。2―2で迎えた最終試合、格下のエールランドとの接戦を制してメダルが確定。「負けると思って泣きそうで、(勝って)ホッとして泣いてしまいました。チームのみんながくれた5番目の試合。諦めないで戦わないと、と思った」。そう言って、また涙を拭った。

 第2試合で相手エースに第5ゲームで7―2とリードしながらも、終盤のチャンスボールで3球連続で凡ミス。悪い流れになって敗れた。2―2で回ってきた第5試合は「気合を入れようと思って」と森から借りたヘアピンでショートカットの前髪を留めた。仲間の思いを背負って決戦に臨んでいた。

 2年前の自分とも闘っていた。体は硬直していた。前回大会の準々決勝韓国戦。今回と同じ第2試合、第5試合に出場。最終ゲームで敗れてメダル獲得を逃した。今回も最終ゲームは1―4とリードされた。弱気になったが、「自分との闘い。絶対絶対大丈夫と思い込んだら、自信が湧いてきた」と開き直ると弱気の虫が消えた。途中、バックハンドが得意な相手とのラリーで転倒しながらも、歯を食いしばった。「2年前だったら、あのまま負けていた。挽回できていなかった」。自らの成長が誇らしかった。

 4時間を超えるオランダとの大熱戦。苦しみながらも、平野、石垣、石川の3勝で乗り越えた。「チームで勝てた試合。感謝したい」と石川は語った。「準決勝で勝つことが目標。香港も強いが、自分らしいプレーをしたい」。殻を破ったエースとともに、日本は83年東京大会以来となる31年ぶりの決勝進出に挑戦する。

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