稀勢の綱とりは消滅 審判部長「また次がある」

[ 2014年1月19日 20:56 ]

 大相撲初場所8日目の19日、2度目の綱とりに挑んでいた大関稀勢の里が3敗目を喫し、目安となっていた13勝以上での優勝が消滅した。昇進問題を預かる審判部の鏡山部長(元関脇多賀竜)は「3敗はきつい。世間の目も厳しい。また早いうちに次があると願っている」と話し、場所後の横綱昇進がなくなったとの見解を示した。

 5日目までに平幕に2敗した時点で絶望的となっていた。理事長代行を務める九重事業部長(元横綱千代の富士)は「気持ちを途切れさせることなく、これから一つでも多く勝って(来場所以降に)つなげていってほしい」と期待を寄せた。

 ▽理事長代行を務める九重事業部長(元横綱千代の富士)の話 白鵬は“一人旅”だ。(自らの現役時代も)周りが勝手に崩れてくれて楽だった。今の立場では、もつれてほしいけどね。稀勢の里は何をするにしても中途半端。(場所前の)稽古総見でも元気がなかった。今後は白鵬と稽古をするべきだ。それ以外にない。遠藤は場所を盛り上げてほしい。ただ周りも、まだまげを結っていない人に負けてはいけない。

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2014年1月19日のニュース