大鵬一周忌に200人献花 王氏「存在色あせない」

[ 2014年1月19日 16:07 ]

東京都内のホテルで開かれた元横綱大鵬の納谷幸喜氏の一周忌法要

 大相撲の元横綱大鵬で、昨年1月19日に72歳で死去した納谷幸喜氏の一周忌法要と故人をしのぶ会が19日、東京都内のホテルで営まれ、約200人が参列した。親交のあったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長は「とにかく月日がたつのは早い。1年がたって大鵬さんの思い出がより鮮明になる。その存在は色あせない」と述べた。

 生前の納谷氏の姿が会場のスクリーンに映し出され、大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋の師匠、大嶽親方(元十両大竜)ら参列者が献花した。芳子夫人は「あっという間の1年で、まだ近くから『おい』と呼ばれている気がします。日に日に大鵬のすごさ、優しさ、重さを感じています」と神妙な面持ちであいさつした。

 初場所開催中のため、現役力士は参列しなかった。大嶽部屋の部屋頭、幕内大砂嵐関は朝稽古後、仏前に手を合わせたという。納谷氏を「角界の父」と慕っていた横綱白鵬関は「1年は早い。(同氏との)話の中で(考え方が)一致するものがたくさんあった。それが自信になっている」と思い出を語った。

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2014年1月19日のニュース