長島8位 刃の調整裏目に 珍し弱気発言「勝てる気しない」

[ 2014年1月19日 05:30 ]

渋い表情の長島

 スピードスケートの世界スプリント選手権第1日が長野市のエムウエーブで行われ、ソチ五輪で金メダルを狙う長島圭一郎(31=日本電産サンキョー)が500メートルで35秒43の8位に沈んだ。

 100メートルを全体トップの9秒68で通過したが、後半で伸びずに35秒43。「いよいよ(ピンチ)だなと。海外勢は強い、速い。勝てる気がしない」と珍しく後ろ向きな発言が出た。2勝を挙げたW杯前半戦を終え「より速く滑るために」とスケート靴のブレード(刃)の微調整に踏み切ったが、変化に対応できなかった。19日はW杯前半戦の状態に近いものに戻してレースに臨む予定という。長島は「成功するための失敗はいいみたいな言葉あるじゃないですか、(ホンダ創業者の)本田宗一郎氏の」と切り替えた。成功は、99%の失敗に支えられた1%だ――。金メダルのためにも惨敗を無駄にしない。

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