部員30人に体罰 豊川工陸上部監督を停職4カ月

[ 2013年3月13日 09:52 ]

 愛知県教育委員会は13日、部活動中に部員に体罰を加えたとして、高校駅伝の強豪、県立豊川工業高校陸上部監督の男性教諭(50)を同日付で停職4カ月の懲戒処分とした。このほか、生徒への体罰を理由に県立高校32校の教員54人を戒告や文書訓戒などの処分にした。

 54人の内訳は、部活動の練習試合でキャプテンの首をつかんで押し倒した江南市にある県立高校の男性教諭(49)ら3人を戒告としたほか、文書訓告24人、口頭訓告23人、厳重注意4人。

 また体罰についての報告を怠ったとして、豊川工業高の校長を減給10分の1(1カ月)、教頭2人を口頭訓告とした。

 県教委によると、豊川工業高の男性教諭による体罰は2008~12年度に33件あり、体罰を受けた生徒は計30人。部員らに平手打ちなどをし、うち2人が転校や退学をしていたが、同校は今年1月まで県教委に報告していなかった。

 この男性教諭は09年7月、部員にデッキブラシで体罰を加えて頭にけがを負わせ、県教委から文書訓告処分を受けていた。

 13日に記者会見した県教委の長崎栄一教育次長は「体罰の件数が多く、過去に体罰で処分を受けていたことを考慮した」と処分理由を説明。その上で「学校や教職員への信頼を損ない、深くおわび申し上げる」と述べた。

 県教委は豊川工業高の男性教諭について1年間、運動部の指導を自粛するよう指示した。

 県教委は、大阪市立桜宮高の男子生徒自殺を受け、今年1月に全ての県立高校と特別支援学校を対象に体罰について調査していた。

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