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強烈な引き!!ワラサ5キロ級 水温低い↓期待は高い↑ 「半夜イカブリ船」初日から船中50匹超

[ 2021年11月25日 07:10 ]

半沢さんは良型のワラサをゲット
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】静岡県東伊豆で初冬から始まる「半夜イカブリ船」が開幕。好スタートを切った。剛竿を、ぶち曲げる強烈な引きが、この釣り最大の魅力。真っ向勝負のファイトが楽しめる。(芝 真也)

 ◎網代・ゆたか丸

 「半夜イカブリ船」は13日からスタート。 「初日はトップ6匹、船中50匹超え。良い開幕戦になりました。5キロ級主体と型も良かったです。反応はバッチリ。ブリ級に期待です」と弾んだ声で話してくれたのは、ゆたか丸・森野孝船長。

 午後4時30分ごろに、10人のファンを乗せて出船。20分ほどでポイントの初島沖に到着。しばらく反応を探した後、船長から「ハイどうぞ。やってみてください」と、合図が出てスタート。本来ならば、最初にイカを釣り、それを餌にするが、現在はイカ釣りを行わず、冷凍イカを使い狙っている。ハリ付けは親バリをエンペラの間に、孫バリを胴とロートを縫うようにハリを掛けるとゲソが外れにくくなる。この時、孫バリの刺し方が重要。ハリ先が上に向くようにすると、ハリ掛かりが良くなる。

 タナ指示の基本は、下から10~12メートル。魚の反応によっては、上からの指示が出ることもある。「タナを合わせることが大事ですよ」と船長。アナウンスは聞き逃さないよう注意しよう。下からの場合は、着底したら糸フケを取り去り、道糸のマークを確認しながら巻き上げ、合わせる。上からの場合は、指示ダナより7~8メートル余分に下ろし、タナまで巻き上げて待つ。

 開始からバリバリと食い出す日もあるが、当日は午後7時30分ごろからヒットが訪れ始めた。左舷トモから竿を出していた新座市・半沢浩幸さん(58=会社役員)は5キロ級の良型ワラサをゲット。「食い込ませて掛けるまでの駆け引き。ヒットしてからの強い引きが楽しいですね」

 集魚灯の光に、小魚が集まり、それを狙ってフイッシュイーターたちが集まってきている様子。当たりの数が増えてきた。その中には、サバやスミヤキなども交じっているようで、付け餌のイカにアタックしてくる。上げてみると、ゲソだけ取られたり、胴とゲソが外れてボロボロの状態になっていることも。竿先の動きが、おかしいと感じたら付け餌の点検をしよう。また、当たりがなくとも、入れ替えることが誘いにつながり、食ってくることもあるので、5分に1回手返しを行うとよい。

 東伊豆の「半夜イカブリ」は、水温の下がってくるこれからが、ブリ級の期待も高まり面白くなってくる。回遊魚が相手だけに、いつまで続くのかは予想できないが、長ければ年明け1月いっぱいは狙っていける。今年もロングランになることに期待したい。

 ○…出船前に行われる、船長からの釣り方の説明は、よく聞いておこう。大事な餌付けやタナの取り方を丁寧に教えてくれる。また、最近の状況なども話してくれるので、とても参考になる。

 ○…ヒットすると、暴れ走り回るので、オマツリすることも多い。道糸のライントラブルが起こらないよう傷のチェックは忘れずに。また、細いPEラインは解きにくい。6~8号を使うようにしよう。

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