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キハダ&カツオと運試し対決!! シーズン到来 神頼みでオデコ回避!?

[ 2021年9月17日 07:19 ]

正真正銘!初キメジをゲットした北條正光さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】相模湾にファン待望のキハダ&本ガツオのシーズンが到来した。すでにキハダは20キロ超、本ガツオは5キロ超が顔を出している。釣れればラッキーの“マグカツ”2本立て。オデコ覚悟で網代・ゆたか丸から出船した。(久世 明子)

 「仕掛けを上げて」――船上で誰かが本命を掛けた合図だ。見回すと真後ろにいた平塚市の北條正光さん(50=自営業)の竿が曲がっていた。相手は海中を暴れ回るパワーファイター。オマツリ防止のため同乗者全員が仕掛けを上げ、ヒットした人を見守るのがルール。

 一気に70メートル走られたがその後はおとなしく船べりに。ネットインしたのは約6キロのキメジだった。「30メートルのタナまで上げた瞬間、当たりがドン!と。小さくてもマグロはマグロですからね。ワハハハ…」。人生初のキメジに笑いが止まらない。

 釣り方は指示ダナまで仕掛けを落としコマセを振ったら、ハリス分を巻き上げて当たりを待つ。釣り方は単純だが、奥が深い。「最後は運と腕」とゆたか丸・森野孝船長(45)は海に向かい、かしわ手を2回打ち必釣祈願。簡単には釣れないのは覚悟の上。言い換えれば釣れたら喜びは2倍ということだ。その証拠にこの日は平日にもかかわらず相模湾一帯には20隻の船団が3つもできていた。

 本ガツオは墨田区の我孫子直人さん(28=会社員)が約4キロをゲット。同行した大学時代の友人2人は当たりのみで、「キハダのタナで来ました。本命ではないけれど釣れてうれしい」とニンマリ。

 後半、「キハダが食いそうな反応が出た」との船長の指示で、本ガツオからキハダ狙いへ。が然力が入るが、大船団の中で大物が上がっている気配はナシ。時間だけが無情に過ぎ、「あ~、食いそうな反応なのに、なんで掛からないのかな」と船長もぼやき節。結局、筆者はコマセまき係のみで終了となった。予想していたとはいえ、これはかなり悔しい。「反応はあるので、これから面白くなります」と森野船長。爆釣Xデーに釣行できるよう、毎日神頼みしよう。

 ○…ゆたか丸のキハダ&本ガツオ用レンタルタックルにセットされているのは、シマノの電動リール・フォースマスター6000。約10万円の高級品で紛失したら…とドキドキするが1回2000円で使用できるのはうれしい。ほかにはコマセブロックと氷の追加料金なし、大型キハダはさばき代無料と至れり尽くせりの船宿だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。集合は午前5時。乗合料金はコマセ、氷付き1万3000円、ルアーは1万2000円(2人限定)、レンタルタックルは2000円。

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