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ヤリ~!!歓喜の4匹掛け シマアジ45センチ1キロ級!!

[ 2021年1月11日 08:05 ]

4匹掛けに歓声を上げた阿部さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】東伊豆の初島沖にヤリイカの好機がやって来た。今季は渋いかも――当初の心配を払拭(ふっしょく)、フタを開けると好成績連発だ。4匹、5匹掛けもあって、夜の海上は歓声で大盛り上がり。この方面は例年3月末までが釣期となる。(スポニチAPC 林 悠二)

 ◎宇佐美・清貢丸
 初島沖の魅力は水深が70メートル前後と浅いこと。で、使用オモリは80号と軽め。14人が座る船縁から突き出す竿は、大半がLT(ライトタックル)仕様だ。

 出だしは渋った。ところが、日が陰るあたりからが然活発に乗りだした。メスは小型だが、主力のオスは30~35センチと平均して型が良い。水鉄砲を噴き散らすイカが各所で取り込まれている。

 「ほら、すぐ乗る」「来たよ3匹掛けだ」――アゲアゲムードで快調に飛ばすのは神奈川県の4人組。7本ヅノで4匹掛けは相模原市の阿部公治さん(46=会社員)。メス3匹と、身厚のオスが掛かっている。

 「竿もリールもタチウオ用のまま。ラインはPE2号です」(阿部さん)ここでもLTが幅を利かせている。

 遊泳層は底中心。オモリが海底に着くか着かない状態の“ゼロテン”で、ズンと乗って来るから楽。途中で一部渋ったが、中盤再び群れに遭遇。海底から4、5メートル上で乗ることも。

 「誘いが大事。30センチ巻いたら15センチ竿先を下げ、5メートルほど探ってね」とは稲本貢一船長。1、2匹掛けは当たり前。“追い乗り”を待てば数も付く。

 「パーフェクト!」の声も聞こえるなどこの日、トップは64匹。阿部さんも61匹の好成績をマーク。最大45センチも交じり、終日にぎやかな釣りとなった。

 ◯…海水を張ったバッカンで自宅に直送。イカを生かして持ち帰るのは青梅市の岡部久巳さん(62=建築業)。「生きたイカの刺し身は格別。独特のコリコリ感が家族に大好評なので…」。ブクで空気を送り毎回、数匹はお持ち帰りとか。グルメにはこたえられない。まさに釣り人の特権だ。

 ◎伊東・加納丸
 最高級魚のシマアジが釣れている。加納丸が狙うポイントは30~40メートルダチ。オモリ80号、片天2、3本バリのビシ釣りだ。朝方はシマアジ、後半マダイを狙うパターン。当日はシマアジが船中8人で5匹だったが、八王子市の安留(やすとめ)綱さん(68)が45センチ、1キロ級をゲット。1キロ級のウスバハギは荒食い。マダイやイナダも竿を絞った。加納丸ではイワシ餌の泳がせヒラメも開始。ただし、今月末までは平行してシマアジも狙う構えだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、宇佐美・清貢丸=(電)0557(48)9110。乗合は午後3時半集合、料金は氷付き1万3000円。他に網代・ゆたか丸からも乗合出船中。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。乗合は予約制で午前5時半と11時半集合。料金はコマセ、氷付き1万2000円。

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