イナダ　魚嫌いの子供にも！！

吾作流釣魚をおいしく！
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　【吾作流釣魚をおいしく！】出世魚でワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ。最近ではイナダとワラサの中間ぐらいのサイズを「イナワラ」と言ったりする。強烈な引き味で食べてもおいしい。（文・桜多　吾作）

　初めてイナダを釣ったのは平塚・庄三郎丸だった。8匹とあまり釣れなかったが、愛想のいいおじいちゃんが面倒をみてくれた。忘れられない。料理の仕方を教えてもらい満足して帰ったものだった。

　当時は磯釣りがメインで、狙ってイナダを釣るということがなかった。だからイナダばかり釣れることがこんなにうれしいことだとは思わなかった。

　イナダは3枚におろしたら、皮を引くが、この時にコロッケやハンバーグ用に使う小さめの魚を取り分けておくと仕事が楽だ。

　コロッケやハンバーグが意外と子供に受ける。生臭くないのがいいんだろうな。ちょっと型がよければ金串を刺して皮目を焼いて霜降りや、ご飯にのせて漬け丼にしてもおいしい。

　吾作のお薦めは中華風刺し身。生臭みがないから魚嫌いの子供も食べられる。レモン汁をさっと振ってあっさりめにさっぱり食べられるのがいいのかな。

　わが家では鉄板焼きで食べて好評。刺し身用に切った身をホットプレートで色が変わる程度にさっと焼くだけ。食感は肉に近い。イナダは姿も、味も良い。さらに釣っても引きも良い。ずいぶんハマちゃったものだ。