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【中田浩二の視点】浅野起用、後半の上田と中山の投入…森保90分間トータル采配がズバリ当たった

[ 2022年3月24日 21:39 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2―0オーストラリア ( 2022年3月24日    シドニー )

<日本・オーストラリア>W杯を決め喜ぶ森保監督(撮影・小海途 良幹)
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 森保監督の采配がずばり当たった。後半19分に上田と中山を入れて守備を安定させて、相手が疲れたところで三笘を入れて得点に結びつけた。90分間トータルで考えた試合運びだった。1点目は右サイドで山根が幅を取ってパスを受け、下げずにパスを出し、守田もよくペナルティーエリアまで入っていた。上田がニアで相手を引きつけて逆サイドで三笘が決めたが、川崎Fトリオのコンビネーションが生きた。2点目は時間を使う場面だが、スペースと相手を見て思い切って切れ込み、シュートした。三笘はタイミングとコース取りがうまく、止まった状態からアクセルを踏める選手。DFから見れば守りにくい嫌な選手だ。

 FW大迫、DF冨安、酒井が欠場したが、オーストラリアは勝たなくてはいけないので、積極的に攻めてくると読んだ。前に来させて背後にできるスペースを使ってカウンターで攻める狙いで、スピードのある浅野を起用したのも当たった。(元日本代表DF)

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