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日本代表MF守田の感じた歓喜と課題「自分がプレーでチームを引っ張れればいい」

[ 2022年3月24日 23:06 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2―0オーストラリア ( 2022年3月24日    シドニー )

<日本・オーストラリア>後半、ドリブルする守田(左)=撮影・小海途 良幹
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 男子サッカー日本代表は24日、2022年カタールW杯アジア最終予選の敵地オーストラリア戦に2―0で勝利した。0―0の後半39分から途中出場したMF三笘薫(24=サンジロワーズ)が2得点と大活躍。チームはB組2位以上が確定し、7大会連続7回目のW杯出場が決定した。

 MF守田英正(26=サンタクララ)は「率直にホッとした」と安堵(あんど)の表情。最終予選を「入り方が悪くて、選手は少し不安なところもあった。選手たちはそれを顔に出さずに、下を向かずに一丸と戦えた」とし、「すごく難しい、苦しい時期を過ごしたなと思う。ベテランの選手たちから“最終予選は全く別物だ”と言われていた。勝って当たり前と言われていたり、1敗したら不安になったり、サポーターからの意見もそうだし、戦うのが対戦相手だけじゃないというか、いろんなものに気を遣いながら戦ってきたので、嬉しいし、日本の強さを示せたんじゃないか」と振り返った。

 先制弾は三笘、守田、DF山根視来(28=川崎F)でこじ開けてみせた。「高い位置までボールを運べていて、点を取るチャンスはあると思っていた。視来君からボールが入るのは分かっていたし、パスが長くなってしまったが、その後のことは見なくても分かるくらいにイメージが湧いていた」。川崎F時代に築いたホットラインがW杯への扉を開いた。

 ただ、今のままでいいとは微塵も思っていない。守田は「インサイドハーフで出ているが、もっと数字で貢献しないといけない。相手が強くなればなるほど、個の力で、誰かが決めきるとかが大事になる」と強調。本大会を見据え「対アジアはいい形で終えたが、これから相手は強くなる。自分がプレーでチームを引っ張れればいいなと思っていて、個の部分を本戦までにあげていければ」と言葉に力を込めた。

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