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日本代表MF伊東純也が雨の中を何度も疾走「交代せずに起用してくれているのは信頼しているからこそ」

[ 2022年3月24日 23:28 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2―0オーストラリア ( 2022年3月24日    シドニー )

<日本・オーストラリア>大雨が降るなか先発出場した日本代表MF伊東(左)(撮影・小海途 良幹)
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 男子サッカー日本代表は24日、2022年カタールW杯アジア最終予選の敵地オーストラリア戦に2―0で勝利した。0―0の後半39分から途中出場したMF三笘薫(24=サンジロワーズ)が2得点と大活躍。チームはB組2位以上が確定し、7大会連続7回目のW杯出場が決定した。

 MF伊東純也(29=ゲンク)はアジア最終予選最多の5戦連発とはならなかった。それでも相手の脅威となり続けた。前半28分にパスで味方のチャンスをお膳立てすると、同31分にはクロスから決定機を演出。後半41分には右サイドでパスを受けると対峙(たいじ)したDFにドリブルを突っかけて右足を振り抜いた。GKに防がれたが、雨の中で“らしさ”をしっかりアピールした。

 「ホッとしている。W杯に出たいというのがあったし、そのために予選突破に集中した。オマーン戦を落として、(2敗目を喫した)サウジアラビア戦には(出場停止で)出られず悔しい思いした。そこから全部勝つしかないとなって、一丸となって戦えた。自分もゴールに絡んで良かった」

 普段はひょうひょうとしているが、ピッチに立つと表情は一変する。「大の負けず嫌い」が前面に出てくる。この日も泥くさくボールを追いかけ、労を惜しまずにプレスをかけた。「攻守の切り替え、走るというのは持ち味だと思っている。90分出る体力はある。交代せずに起用してくれているのは信頼しているからこそ。そこで走らずサボってはダメ。最後まで走り切ろうと思っている」。森保一監督(53)からの信頼、そして日本を背負っているという覚悟。様々な思いを原動力に“イナズマ純也”は走り続ける。

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2022年3月24日のニュース