【ジャパンC】サブちゃんに凱歌を!ブラック 5馬身差から楽々首差先着

[ 2016年11月24日 05:30 ]

北島オーナーに勝利の凱歌を!併せ馬で追い切り、万全の状態をアピールしたキタサンブラック(手前)
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 「第36回ジャパンC」の追い切りが23日、東西トレセンで行われた。栗東のCWコースで順調ぶりをアピールしたのが、北島三郎(80)がオーナーのキタサンブラック(牡4=清水久)。昨年のダービーで14着に敗れた東京2400メートルの舞台でリベンジを決める構えだ。9月に頸椎(けいつい)症性脊髄症の手術を行ったオーナーへ、快気祝いの白星を届ける。

 最終追いを終えたキタサンブラック。すっかり息が入り、馬房の中で泰然と構えている。「当時とは全く臨戦過程が違う。順調そのものです」。愛馬をケアし終えた辻田厩務員が穏やかに伝える。漂う人馬の余裕。それが昨年のダービーの悪夢払しょくを予感させた。

 最終リハはブラックマイスター(2歳未勝利)を5馬身追いかける形でスタート。530キロを超える雄大な馬体が向正面で弾む。リズム良く直線を迎えるとペースアップ。必死に追われる併走馬を目がけ、重厚な首差しを大きく振りかざしたブラックが迫っていく。まさに重戦車の迫力。楽な手応えのまま外から首差先着した。

 調教をつけた黒岩(レースは武豊)は「先週しっかりやったのでサラッと。前走(京都大賞典・1着)は目イチの仕上げではなかったけど、今回は100%に近い。文句のない動き」と賛辞を並べた。清水久師も「使った上積みは十分にありそう。見た目にも張りがあるし、毛ヅヤも良くなったよ」と目を細めた。

 唯一の懸念は東京2400メートルの舞台。ダービーは見せ場もつくれず14着に敗れた。辻田厩務員は「疲れがかなり蓄積していたんだと思う。レースでは気合が乗る馬だけど、あの日はパドックで舞い上がっていた」と回顧。ブラックは3歳の1月デビュー。わずか4カ月間で競馬の祭典に出走したが、その間5回の出走は酷だった。「今年は早くから秋のレースを決めて調整できた。大跳びな馬でむしろ東京は合うと思うし、不安はありません」と断言した。

 キャリア12戦で4着以下はダービーだけ。どんな展開にも対応できる自在性が、圧倒的な安定感を生んでいる。師は「前走のように控える競馬もできるし、位置は展開次第で。東京でも強いところをお見せしたい」と自信を隠さない。涙をのんだ競馬の祭典から1年半の時がたった。格段に強くなった姿で、府中のファンの度肝を抜く。

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