【ジャパンC】ゴールドアクター躍動追い!2つ目のG1奪取へ万全態勢

[ 2016年11月24日 05:30 ]

吉田隼を背に併せで追い切るゴールドアクター(右)
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 「第36回ジャパンカップ」の追い切りが23日に美浦、栗東トレセンで行われた。美浦ではオールカマー1着から臨むゴールドアクターがWコースで躍動感あふれる動きを披露。昨年の有馬記念に続く2つ目のG1タイトル奪取へ、万全の態勢を整えた。栗東では名手ムーアとのコンビで臨むリアルスティールが、坂路でシャープな伸びを見せて好仕上がりをアピール。同レースの出走馬と枠順は、24日に確定する。

 追い切り後の共同会見に臨んだ吉田隼は、ゆっくりと言葉を選びながら、ゴールドアクターへの揺るぎない信頼を熱く語った。「やることはやったので、後は馬を信用して僕がしっかり乗るだけです。これだけの有力馬、それもずっとコンビを組んで一歩ずつ上がってきた馬と、夢舞台で戦えるのはありがたいこと。一生懸命、頑張ります」

 “人馬一体”の走りで昨年の有馬記念を制した名コンビが挑むジャパンCの追い切りは、Wコースで僚馬トーセンアーネスト(4歳1000万)との併せ馬。5馬身先行したパートナーとの差を徐々に詰め、直線では外に進路を取る。鞍上の指示に応えてジワジワと加速し、半馬身ほど前に出たところがゴールだった。

 しかし、アクターの追い切りはこれで終わりではない。吉田隼が手綱をしごいてさらに脚を伸ばし、黒光りする青鹿毛の馬体を躍動させて2コーナーまでトップスピードを維持。6F計時は85秒9だが、ゴール後の2Fを26~27秒で駆けており、この部分をスタート後の2Fと置き換えると6F81秒前後の好タイム。中川師は「ゴールすぎも緩めずにやるのは、いつもの調教。実質的には長めの時計になっている。直線で外に出しての反応を確認したが、問題ない出来だと思う」と納得の表情を浮かべた。

 今春の天皇賞は12着と思わぬ大敗を喫したが、夏場の休養から復帰した前走・オールカマーを快勝して復調を高らかにアピール。指揮官が「休み明けで重いかな…という状況だったが、それでも結果を出してくれた」と語る通り、G1馬の底力を感じさせる走りだった。早い段階で秋は3戦と決め、天皇賞・秋を見送るのは既定路線。前走から約2カ月のレース間隔だが、師は「使ったことで毛ヅヤが良くなり、G1に向けて予定通りに来ている」と上積みの大きさを強調する。

 有馬記念の鮮やかな勝ちっぷりから中山向きのイメージもあるが、東京も昨秋にオクトーバーS→アルゼンチン共和国杯を連勝しており適性は十分。「しっかりゲートを出し、前に馬がいるなら見る形、いなければ自分でペースを考えて乗る」と吉田隼。戦法に迷いはない。正攻法の先行策で2つ目のG1奪取に挑む。

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