×

【凱旋門賞】全陣営コメント ポストポンド・ヴェリアン師「どんな条件でも好結果」

[ 2016年10月2日 05:30 ]

<凱旋門賞>ポストポンド
Photo By ゲッティ=共同

 (1)ニューベイ(T・グリムソープ レーシングマネジャー)春はあまり状態が上がらず、レースに集中していないような印象だった。8月にドーヴィルでG3を勝ったときから調子が戻っていて、前走の愛チャンピオンSも敗れはしましたがレース内容には大変満足しています。今の状態は最高潮に近いですよ。この馬は自分をもっている強い性格の馬で、いつも上機嫌な馬。シャンティイでは昨年仏ダービーを勝っていますが、その時は柔らかいコンディションの馬場状態でした。しかしこの馬は硬い馬場もまったく問題ありません。凱旋門賞は毎年独特なリズムでレースが進み、前半のポジション争いが激しく、それが1200mぐらい続きます。昨年はそれほどの差のない3着。当然今年も良いレースを期待しています。

 (2)ポストポンド(R・ヴェリアン調教師)キングジョージを回避して臨んだ英インターナショナルSではまだ万全とまではいかない状態でしたが、その後は日に日に調子が上向いて、日曜日は素晴らしい状態に到達させることができそうです。非常に応用の利く馬で、コース、馬場状態などどんな条件でも好結果を出してくれている。スピード、スタミナを備えており、メンタルも強く、調教も大好きな馬です。シャンティイは初コースになりますがアスコット、ロンシャン、メイダン、エプソム、ヨークと異なる場所で連勝していますから、心配はしていませんよ。凱旋門賞はスタートから速めに流れていくレース。このレースに出る馬は当然、いい馬しかいませんから。ポストポンドの実力さえ出し切ってくれればと考えており、それ以上のことはなにも求めていません。騎手が跨るまでが私の仕事。それまできっちりと仕上げて、レースに送り出したいです。

 (3)ミグワール(F・ヘッド調教師)春は心配が尽きませんでしたが、時間をかけて立て直し、ようやく調教でも動くようになってきました。前走はいい勝ち方をしていますし、これからもっと上を目指せる馬です。春に走っていない分、馬はフレッシュですからその点がライバルとのアドバンテージになると思います。そして凱旋門賞でオリビエ・ペリエが騎乗してくれることは心強く、入着は十分ありますよ。馬場はどんな条件でも大丈夫。好位をとるようなレースができれば理想です。前走後にオーナーに凱旋門賞への出走を私から提案しました。カタールはこのレースのスポンサーですから、この馬が走ることは素晴らしいこと。今年は混戦だと思うので、頑張ってもらいたいですね。

 (4)ハイランドリール(A・オブライエン調教師)前走は残念な結果でしたが、状態はかなり上がってきていますよ。レース前の調整はすごくうまくいったと思っています。オーストラリア遠征も考えましたが、最終的に凱旋門賞への出走を選んだのは2400mという距離にこだわってのもの。ハイランドリールは競走をするのが大好きな馬でプロフェッショナルなサラブレッドです。レースごとに成長している馬でこの距離ならコース、馬場は不問。本当にぴったりの距離ですから今回は期待できますよ。キングジョージを逃げ切ったように前でも競馬ができますし、控えてもまったく問題ありません。いろいろな勝ち方をしている馬で脚質に幅があるのは凱旋門賞では大きな武器になると思います。順調ならこの後はアメリカのBCターフを目指す予定です。

 (5)ワンフットインヘヴン(A・ドゥロワイエデュプレ調教師)前走のフォワ賞はまったく力を出していません。キ甲に違和感がありレースの翌日に整体師を呼び治療を行いました。ですからフォワ賞の結果は参考外と考えてください。今週の追い切りの動きは良く、良かった時期と同じぐらいまで状態は上がってきています。この馬は生まれたときからバランスの良い素晴らしい馬でした。気性も素直で扱いやすい馬です。レース前も落ち着いているので、凱旋門賞の大観衆の前のパレードもまったく心配いりません。末脚を生かすタイプなのでハイペースが理想。馬場はどんな条件でも大丈夫です。後方からのレースになると思いますが着はありますし、それ以上があっても不思議ないと考えています。

 (6)ザグレーギャツビー(K・ライアン調教師)凱旋門賞に向けていい準備を行うことができました。コンディションは大変良く心配なことはなにもないので、日曜日が待ち遠しいですね。経験豊富な馬で、メンタルも非常に強い。この馬は「戦士」で、外国へ遠征するのが大好きな馬です。シャンティイでは14年に仏ダービーを勝っていますから当然適性はありますし、ピッタリなコース。シャンティイへの代替開催ということで今年は凱旋門賞に出走することを目指してきました。硬い馬場もこの馬にはすごくあっています。こうしたハイレベルのレースを勝つためには道中の進路取りなどで幸運も必要です。乗りやすい馬なので騎手は苦労しませんし、器用さがあるのも混戦では武器になるのではないかと思います。

 (7)シルバーウェーヴ(P・バリー調教師)状態は良く、馬は春と比較しても目覚ましく成長を遂げています。馬体がひとまわり大きくなり、力がついて、精神面でも大人になりましたね。今年初戦のアルクール賞ではメンコをつけずに出走してコントロールを失いオーバーペースの逃げとなってしまいましたが、それ以降はメンコをつけて落ち着いた走りができるようになりました。雄大なフォームでの走りがこの馬の1番の持ち味です。フォワ賞後も順調で、また戦歴が示すとおりに2400mの距離がすごく合っています。馬場はどんな条件でも大丈夫。私は不良馬場のレースで管理馬を走らせるのが好きではありませんが幸いそうした心配もなさそうですね。勝てれば素晴らしいですが、もし負ければ現状では力不足だったということでしょう。私は4着までには来れるのではないかなと期待していますよ。このあとは招待されれば香港国際競走を目指す予定です。

 (8)オーダーオブセントジョージ(A・オブライエン調教師)凱旋門賞への準備は計画通り進んでいます。前走で連勝が止まりましたが、レース内容は悪くありませんでした。この馬もオーストラリア遠征と迷いましたが凱旋門賞へ出走させることにしました。体格が立派で頑丈な馬。体質的に泡をかくことがありますが、この馬にとってそれは普通のことですので、もしパドックでそのような状態でも心配いりません。2400mのスピード勝負になるとどんな競馬になるかわかりませんが、できれば柔らかい馬場になってくれると良いですね。なにしろ2800m以上で5勝を挙げている馬ですから。ハイペースでスタミナを求められるレースになれば理想。凱旋門賞はそうなることも多いレースですから楽しみにしています。状態はいいのであとはすべてデットーリ騎手に任せるだけです。

続きを表示

「CBC賞」特集記事

「ラジオNIKKEI賞」特集記事

2016年10月2日のニュース