【凱旋門賞】マカヒキ 日本馬初優勝ならず!欧州馬の“壁”厚く…

[ 2016年10月2日 23:10 ]

14着に敗れたマカヒキを出迎える友道師(左) 

 世界最高峰のG1「第95回凱旋門賞」(芝2400メートル、16頭)は2日、フランス・パリ郊外のシャンティイ競馬場で行われ、今年の日本ダービー馬マカヒキ(牡3=友道)は日本馬として初優勝はならなかった。

 クリストフ・ルメール騎手(37)のマカヒキは外枠14ゲートからまずまずのスタートを切り、道中は中団で現地1番人気のポストポンド(牡5=英国)をマークする形で進めたが、直線で失速して14着に沈んだ。レースはムーア騎乗の4歳牝馬のファウンド(アイルランド)が制した。

 今年はロンシャン競馬場が改修中のためシャンティイ競馬場での開催。地元フランス出身のルメールとのコンビで前哨戦のニエル賞(G2)を制したマカヒキだったが、本番では1920年の創設から優勝を独占してきた欧州馬の“壁”を破ることができなかった。

 同レースに日本馬が出走したのは2年ぶり。1969年のスピードシンボリの初参戦以来、延べ20頭目が出走し、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、12、13年のオルフェーヴルの2着が最高。マカヒキは2006年に3位入線しながら失格となった3冠馬ディープインパクトの産駒では3頭目の挑戦だったが、父の無念は晴らせなかった。

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