藤本五段 竜王戦6組ランキング戦準決勝進出 昨年度勝率・850で藤井竜王に肉薄 今年度も好調

[ 2024年4月16日 17:28 ]

藤本渚五段
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 昨年度51勝9敗の勝率・850を残した将棋の最年少棋士・藤本渚五段(18)が16日、大阪・関西将棋会館で、第37期竜王戦6組ランキング戦で小山怜央四段(30)と対局した。振り駒の結果、先手は藤本になり戦型は雁木(がんぎ)。中盤、7筋に角、桂、香の利きを集中させて飛車斬りから優勢を築いた藤本が93手で勝利した。今年度も初戦から3連勝と好調を維持している。

 藤井聡太竜王(21)=王将など8冠=への挑戦を争う6組は、優勝者のみ決勝トーナメントへ進出できる。藤本はベスト4に進出し、次戦で決勝進出をかけて古森悠太五段(28)と谷合廣紀四段(30)の勝者と対戦する。

 昨年度の勝率・850は、藤井の46勝8敗、・852に僅差で及ばなかったが、新人賞と最多勝利賞をダブル受賞した。今年度は竜王戦だけでなく、王位戦で挑戦者決定リーグ紅組で2勝1敗の1位タイ。王座戦でも総勢16人による挑戦者決定トーナメント進出を決めている。

 18歳の躍進は、藤井の動向とともに注目を集めそうだ。

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