石原さとみ 感極まり涙「私の夢がかなった作品です」 監督に直談判し出産後初の映画主演 

[ 2024年4月16日 19:05 ]

映画「ミッシング」の「完成披露試写会」に出席した石原さとみ(撮影・小渕 日向子)
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 女優の石原さとみ(37)が16日、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われた映画「ミッシング」の「完成披露試写会」に出席した。石原が映画主演を務めるのは、今作が出産後初めてとなる。

 中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、吉田恵輔監督も登場した。

 清楚感漂う小花柄のワンピースを身にまとい登場した石原。紹介を受けると「石原さとみです」と自己紹介をすると同時に、目に涙を浮かべ、声を震わせながら「本当に幸せだと思います。この作品は私の夢がかなった作品です。いち早く皆さまにお届けできることが心の底からうれしいんですけど、怖い部分もあります」と胸の内を明かし、最後は笑顔で「楽しんでください」と呼びかけた。

 吉田監督の作品に出るのが長年の夢。「7年前に今のままじゃいけない。“変わりたい。自分を壊してほしい”」と変わるきっかっけを探していた石原は、「私を変えてくれる人は誰だと思ったときに、この人だったら私を変えてくれる」と直感で感じたという。

 吉田監督の作品に出たい一心で「人づてに吉田さんを知りませんかと直談判しに行きました。一度は断られたんですが、“3年後に脚本書けました”とご連絡を頂きました」と回顧。「出産、産後を待ってくださって…。本当に感慨深いです。本当にうれしいです」と念願の夢がかなった喜びをかみしめていた。

 2022年の出産後初めて、1年9ヶ月ぶりの映画主役を務めた。

 出産をへて母となった石原は「大切なものを失うかもしれない、そう思うと脚本を読むのが怖かった」と語るほど、失踪した娘を探す主人公・沙緒里に共感。監督や共演者も驚愕する表現力で、出口のない迷路をさまよい続ける母親を演じきった。

 作品が完成し「本当にうれしいです。宝物のような作品です」とし「この作品が転機だといえます」と強い思いを語った。

 今作は、とある日愛する娘が失踪し、出口のない暗闇に突き落とされた家族が、どうにもできない現実との間でもがき苦しみながらも、その中で光を見つけていく、限りなく哀しくて、愛しくて、優しい物語。5月17日より全国公開となる。

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