「虎に翼」涼子執事“静かな圧”にネット戦慄「ご安全に~!の人が」「生き地獄」女の役目にオールドミス

[ 2024年4月16日 13:00 ]

連続テレビ小説「虎に翼」第12話。桜川涼子(桜井ユキ・手前)が猪爪寅子の家から帰ろうとしたところ…(C)NHK
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 女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は16日、第12話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第12話は、山田よね(土居志央梨)は桜川涼子(桜井ユキ)が書いた法廷劇の脚本を「甘い」と批判。猪爪寅子(伊藤沙莉)は「人の本気に上も下もない」と反論し、言い合いになる…という展開。

 法廷劇の衣装作りも一段落。涼子、大庭梅子(平岩紙)、崔香淑(ハ・ヨンス)が寅子の家から帰ろうとしたところ、桜川家の執事・岸田(奥田洋平)が迎えに来た。涼子は玄関で岸田に会うと「どうして」と表情が曇る。

 岸田は「猪爪様は帝都銀行にお勤めだそうで、わたくし、ホッといたしました」「女子部には様々なお家柄の方が通われておいでなので。これで奥様もご安心なさるはずです」「ですが、私はてっきり、お嬢様はご学業に専念されているとばかり。玉(羽瀬川なぎ)にはお嬢様のお供はまだ荷が重かったでしょうか」「さようでございますか。お嬢様の一挙手一投足、世間様は大変興味を持つようでございます。お振る舞いにはお気をつけくださいませ」と冷静ながらもネチネチと伝えた。

 母・桜川寿子(筒井真理子)も追い打ち。見合いの話は絶えないものの、夫の桜川侑次郎(中村育二)を遮り「お父様から引き継いだこの桜川家を、わたくしは守っていかなければならないの」「桜川家の女として生まれた役目を、果たしなさい」――。桜川男爵家はここ3代、男子が生まれず、婿を迎えていた。

 雑誌には「婚約相手を拒んだ御令嬢涼子さん」「オールドミスとは呼ばないで」の見出し。猪爪直言(岡部たかし)も「そのお嬢さんも日々、息苦しいだろうにな」、寅子も「こんなひどい書き方しなくても」と気遣った。

 執事・岸田役を演じた俳優の奥田洋平は「ひよっこ」でヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が就職した向島電機トランジスタラジオ工場主任・松下明役も好演。「ご安全に~!」のフレーズで印象を残した。

 SNS上には「執事の岸田さんの静かな圧が怖い」「いかにも監視係という圧がしんどい」「声を荒げずに意を通す執事さんの圧にプロフェッショナルみを感じたよ。この家はしんどいだろうな。婿養子のお父さんにも」「あんなに優しかった『ご安全に~!』の人が」「涼子様も、涼子様のお母様も生き地獄」などの声が上がった。

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