野口健氏 水原一平容疑者巡る投稿を削除 抗議受け真意を説明 「死」を用いたのは「『比喩』として」

[ 2024年4月16日 16:02 ]

アルピニストの野口健氏
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 アルピニスト・野口健氏(50)が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ドジャース・大谷翔平投手(29)の銀行口座から不正送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平容疑者(39)を巡る自身の投稿を削除し、意図を説明した。

 今月12日、野口氏は水原容疑者の報道を受け「“万死に値する”という言葉が頭を過る程に罪深い」と非難。「大谷選手が関わっていたかのような嘘を付き、またそれにつられ大谷選手共犯説まで吹聴する人まで現れ。恐らくこの世に産まれてきた事を後悔する程に彼にとって残りの人生は壮絶なものになるのではないか」と投稿していた。

 この投稿に対し、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」(東京)代表・田中紀子氏が抗議。「水原一平氏がギャンブル依存症であったとしても、ギャンブル依存症は回復できる病気です。そして、どんな人にも人生をやり直す権利があります」と主張し「貴殿のような著名人がこのような投稿をすることは、ギャンブル依存症によって苦しんでいる多くの人に、“人生をやり直す権利がない”、“今後の人生も生まれてきたことを後悔するほど辛いものである”、との誤解を流布する可能性があるものであり、ギャンブル依存症で苦しむ方を回復から遠ざけてしまう可能性があります。これらの意味で、本件投稿は、非常に有害で問題のあるものであると思料します」として削除を求めた。

 抗議を受け、野口氏は当該投稿を削除。その上で、「“万死に値するという言葉が頭をよぎった”という私の表現に対し“削除してほしい”という要望がありました。『比喩』としての言葉だと私なりに解釈し使いましたが」と意図を説明。「しかし、ダイレクトに『死』という印象を抱くという意見も一部にありました。人の数だけ解釈がありますから色々な受け止め方があるのだと思います」とした。

 また「2回に分けてポストし容疑者に対し“生涯、かけて返済してほしい”といった内容の事も呟いていましたので当たり前ですが『死』を求めた訳ではないと」と説明し、「“生涯をかけて償ってほしい”というのが私の率直な感想です」と、真意をつづった。

 その上で、「しかし、最初の表現の印象が強すぎたのもしれません」と反省。「『われ万死に値す』という竹下登元総理の言葉を引用した本が本棚にありますので、スッと頭の中をよぎったのかもしれません」と、引用であったと明かし「特段こだわりのある表現でもありませんし、何よりも不快に感じられる方々がいらっしゃるとのことですから、削除致しました」と、削除にいたった経緯も説明した。

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