80歳橋幸夫 1年足らずで引退撤回「やり残したことない」はずが…「浅はかな決断だった」

[ 2024年4月16日 05:10 ]

ポーズを決める橋幸夫
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 昨年5月3日の誕生日をもって歌手活動を引退した橋幸夫(80)が15日、引退を撤回するとして都内で「謝罪会見」を開いた。黒の紋付きはかま姿で「浅はかな決断だった」と頭を下げ、1年半で全国160カ所を回る引退ツアーに足を運んだファンにウソをついた形になったことを謝罪した。

 63年の歌手活動にピリオドを打つとし、「やり残したことはありません」と語ってから1年足らずでの復帰。後押ししたのはファンの声だったという。「引退直後からずっと“歌手・橋幸夫がいなくなって私たちはどうなるの”とさまざまな叱咤(しった)の声をいただきました」と明かす。「本当に引退という行動が良かったのか反省した」と自問の日々を続けてきたとした。

 引退の理由を「声帯の筋肉の衰え」としてきたが、この日は「時間がたって面白いように声が出るようになった」とニッコリ。親しい音楽関係者によると「コロナ禍で衰えた筋肉が引退までのツアーで調子を戻した。この1年休んだことでさらに良くなったようだ」という。

 歌手活動はこの日から再開。今後は「自分の曲を継いでほしい」という思いから結成した男性ユニット「yH2」(2代目橋幸夫の略)とともに各地でライブを行う。所属する夢グループの石田重廣社長(65)によると「橋さんは2時間のステージは体力が持たない。歌えないところは彼らが歌う」という。復帰は、26日に埼玉・大宮ソニックシティで行われる「橋幸夫フィルムコンサート&トークショー」となる予定。

 1年前とは打って変わって「歌は人生そのもの。皆さんのお許しをいただければ、命を懸けて声がかれるまで歌います」と生涯現役を誓った。 (高原 俊太)

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