国際弁護士、水原一平容疑者に「当局は重めの求刑の可能性」「ロースクールの教科書にのるような懲役を…」

[ 2024年4月15日 09:07 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 在米17年の国際弁護士・吉田大氏が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ドジャースの大谷翔平投手(29)の元通訳で銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者(39)について言及した。

 水原容疑者は違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとされ、米司法省から11日(日本時間12日)に銀行詐欺容疑で訴追された。12日(同13日)、米ロサンゼルス市内にある連邦地裁に出廷した。地裁は保釈保証金を2万5000ドル(382万5000円)に設定。保釈の条件として、パスポートの返納、カリフォルニア州中央地区を離れることはできず、被害者との連絡、面会なども禁止。一切の賭博も禁止され、ギャンブル依存症の更生プログラムを受ける。条件違反の際に保釈保証金を納付する義務が生じる。

 司法省によると、水原容疑者が送金したのは21年11月から24年1月までで、水原容疑者が関係する機器やIPアドレスが使われていた。当局が入手した水原容疑者の賭博記録には、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼる。

 どのような判決になるか聞かれた吉田氏は、「盗まれた金額が非常に大きい。その使用目的が違法賭博と悪質と考えられる。その手法についても通訳、実質上のマネージャーという立場・信頼を悪用した」とし、「当局としては厳しい、重めの求刑を望んでいく可能性がある」と述べた。

 「今回はロースクールの教科書にのるような、これだけするとここまで高くなるんだよという例になるような懲役を当局として望んでくる可能性が高い」とした上で、「今後の司法取引によって大きく変わるので今の時点で何年と言うのは難しい」と明言は避けた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年4月15日のニュース