俺の「まさみ」はどの「まさみ」?5人の夫が語る“素顔”バラバラ　9月公開、映画「スオミの話をしよう」

映画「スオミの話をしよう」主演の長澤まさみ
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　西島秀俊（53）、松坂桃李（35）、遠藤憲一（62）、小林隆（64）、坂東彌十郎（67）の俳優5人が、三谷幸喜監督（62）の新作映画「スオミの話をしよう」にそろって出演する。全員が長澤まさみ（36）演じる主人公スオミの現在の夫または元夫という役で、5年ぶりの三谷ワールドを彩る。9月13日公開。

　三谷監督が昨年12月の製作発表時に「キャラが多彩で、素晴らしい俳優さんばかり」と予告していた主人公の歴代の夫たちが顔をそろえた。西島、松坂、彌十郎は三谷監督の映画は初出演となる。

　大富豪の妻のスオミが突然失踪。手がかりを求めかつての夫たちを屋敷に集めるが、それぞれが語る彼女のイメージが全く異なっていたことから謎が深まっていくミステリーコメディーだ。

　西島は前夫で神経質な警察官役。既に撮影を終えており「監督の圧倒的な演出力、共演者の皆さんの自由でチャーミングな演技に魅了され、最高峰のスタッフさんの豊かなイメージを映像として具現化する力にも驚かされる毎日。ただただ演技することが楽しい最高の現場でした」と充実感をにじませた。

　松坂は2番目の夫。見えっ張りのユーチューバーの役どころで「それゆえに人一倍ポジティブ思考の男です」と説明。髪を緑に染めて撮影に挑み「キャストの皆さま、めちゃくちゃ素敵です。毎日、軽妙な掛け合いなどワクワクなことしかありませんでした」と振り返った。

　三谷監督が脚本を担当した22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条時政役でブレークした彌十郎が現在の夫役。「年齢を忘れて思い切り演じたので筋肉痛になったほど。面白い作品になること請け合い」と太鼓判を押した。