清原博弁護士 大谷翔平にも事情聴取の可能性指摘「大谷選手の責任があるかないかは別にして…」

[ 2024年3月21日 16:52 ]

清原博弁護士
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 国際弁護士の清原博氏が21日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして電話出演し、ドジャース・大谷翔平(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)が「巨額の窃盗の疑い」で20日に球団から解雇されたことを受けてコメントした。

 21日に地元紙ロサンゼルス・タイムズや米スポーツ専門チャンネルESPNなど複数のメディアが「巨額の窃盗の疑い」で水原氏が解雇されたと報じ、球団も認めた。ESPNによると、水原氏が「連邦政府の調査を受けている南カリフォルニアのブックメーカーにギャンブルで借金をつくり、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された」のが問題発覚の発端だったという。

 各州で法律が異なる米国で、スポーツ賭博については約40州で合法だが、ドジャースや大谷の古巣エンゼルスが拠点とするカリフォルニア州では違法になっている。清原氏は「水原さんの認識はさておき、やっていること自体は違法な賭博になる可能性があります」と指摘しつつ、「ただ、一般論で言えば、単に法律を知らない…つまり、カリフォルニア州ではスポーツ賭博が違法だとは知らなかったというだけで、犯罪不成立とはなかなかならない」とも話した。

 また清原氏は別の可能性にも言及した。「胴元の男性から、“カリフォルニア州では合法だ。大丈夫だ”というふうに、完全に水原さんがだまされて賭け事をしているなら、水原さん自身も被害者と言えます」。その上で「そういう特殊な事情がある場合には、水原さんが違法とは知らなかった、合法だと思ったという言い分を裁判所が受け入れて、水原さんには犯罪が成立しないと判断する可能性もあります」とも解説した。

 清原氏の見立てでは、捜査の行方次第で大谷も事情聴取を受ける可能性もあるという。「今のところは代理人弁護士は(大谷も)被害者だとおっしゃっていますけど、でもこの巨額の送金、勝手に水原さんができるはずないよねと考えて、大谷選手の責任があるかないかは別にして、事情を聴きたいというふうに捜査機関は考えると思います」と、慎重に言葉を選びながら推測していた。

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