元北朝鮮代表・鄭大世氏 日本とのW杯予選占う 宮根誠司の戦術予想に「その可能性は十分あると」

[ 2024年3月21日 15:58 ]

<サッカー北朝鮮代表会見>会見で質問した鄭大世氏(撮影・西海健太郎)
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 サッカー元北朝鮮代表で、川崎Fや清水などでプレーした鄭大世氏(40)が21日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、W杯アジア2次予選で日本代表と戦う北朝鮮について解説した。

 この日夜は東京・国立競技場で、26日には平壌で対戦。国立のピッチレベルから中継で出演した鄭氏は、「むしろ北朝鮮の方がもっと寒いので、これくらいの方が体が動いていいと思います」と、天気を含めた絶好のコンディションについて語った。

 鄭氏は20日に行われた北朝鮮のシン・ヨンナム監督の前日会見に出席し、直接質問する場面もあった。同監督の口ぶりから、日本へのリスペクトを感じられたという。「世界的に見ても日本代表はかなり注目されている。北朝鮮の監督も同じようなことは言っていましたね。会見の内容を聞いていても、今日の試合を見ながら、予想しながら、多くは語らないという雰囲気は感じましたね」と、大事な部分は明かさなかった印象を受けたことを明かした。

 鄭氏の印象では、北朝鮮はホームとアウェーで戦い方が一変するという。「北朝鮮の選手はいい意味でも悪い意味でも純粋」とし、アウェーの海外の環境の時は「そこまで萎縮するかと思うほどプレーが消極的になることもある」とした。「僕も同じ経験をしたんですけど、アウェーということで、前回は埼玉スタジアムだったんですけど、その時は少し気後れするようなところも見られて、守りに徹したんですけど、ホームで平壌でやる時はこんなに人って変わるものなのか?というくらいの勢いで戦っていましたね」。自身の経験をもとに振り返った。

 MCの宮根誠司から「今日は北朝鮮チームとしては守り重視で来るんですかね?」と問われると、鄭氏は「絶対にリーグ戦は負けたらダメなので、アウェーで(引き分けて)勝ち点1を取ったら、勝ち点3と同じ価値があるので、その可能性は十分あると思います」と予想した。

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