百田尚樹氏「ナイトスクープ」引退 番組スタートから35年間、放送作家として構成担当 政治活動専念

[ 2023年10月6日 15:10 ]

百田尚樹氏
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 作家の百田尚樹氏(67)が、6日付けでABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」の放送作家を引退すると発表した。放送開始の1988年から構成を担当し続けていたが、この日YouTubeのライブ配信を通じて伝え、35年の歴史に幕を下ろした。

 「探偵!ナイトスクープ」は、1988年から放送されている視聴者参加型バラエティー番組。百田氏は番組スタート当初から構成を担当していた。視聴者から毎週約500通は届くという依頼を、チーフとして全て目を通し、全国的な人気番組へと成長させた。

 ライブ配信の中で、百田氏は「本日2023年10月6日をもちまして、『探偵ナイト!スクープ』を引退することになりました」と発表した。「35年と7カ月、やってきました。おそらく、ギネスブックに載る記録だと思います」と、長寿番組の中でも構成作家を入れ替えずに続けてきたことは異例だと説明。「世界のどこにも、一人の構成作家が35年もやってきた番組はないと思うんです」と感慨深げに語った。

 続けて「今日の夕方から、収録があります。この収録に立ち会って、終わりです」と、この日の収録をもって引退すると宣言。「長いですね。いろいろありました。人生の半分以上を、『探偵ナイト!スクープ』と過ごしてきました」としみじみと振り返った。

 百田氏は放送作家として同番組や「大発見!恐怖の法則」(テレビ朝日)などの構成を手掛けるかたわら、2006年に「永遠の0」で小説家デビュー。100万部を突破し、映画化されるなど大きな反響を呼んだ。2013年には「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞。2019年に小説家引退を宣言し、今年6月には「日本保守党」を結成。同党は9月から党員登録を開始した。

 今回の引退については「ハッキリ申し上げまして、日本保守党を立ち上げたからです」と説明。「特定の党員が構成を担当しているというのは、番組に迷惑がかかるかもしれない」と述べた。

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