NHK紅白司会発表　ジャニーズ勢なし　過去には12年連続　昨年は櫻井翔がスペシャルナビゲーター　

東京・渋谷のNHK社屋
Photo By スポニチ

　NHKは6日、大みそかの「第74回紅白歌合戦」の司会を発表した。有吉弘行（49）、橋本環奈（24）、浜辺美波（23）、同局高瀬耕造アナウンサー（47）が務める。橋本は昨年に続き2度目の司会。

　昨年の紅白は2年ぶりにNHKホールで有観客で行われ、大泉洋、橋本環奈、同局の桑子真帆アナウンサーが司会を務め、櫻井翔がスペシャルナビゲーターとして出演していた。

　ジャニーズ勢は2006年の中居正広（当時）から2019年の櫻井翔まで、嵐の5年連続を含め、12年連続で白組司会を務めていた。20年、21年はジャニーズ所属タレントは司会には携わらなかったが、22年には櫻井が3度目の司会として活躍した。

　紅白歌合戦は、2021年に従来の「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称を全員「司会」に統一することを発表した。

　NHKは9月末の定例会見で、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、大みそかの紅白歌合戦について所属タレントの起用を見送る方針を示した。稲葉延雄会長が「現時点でジャニーズタレントの新規契約を行わない」と発言。「契約がすでに決まっているタレントはそのまま出演するが、新規の出演依頼については、被害者への補償と、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わない」と局の基本姿勢を説明した。記者からの「紅白も新規契約に当たるのか？」という質問に対し、担当者が「紅白も同じ方針で対応する」と答えた。

　その後に会見した山名啓雄メディア総局長も「ジャニーズ所属のタレントがゼロになるのか？」と問われると「現時点ではそうなる」と見解を示していた。