契約解除避けられず…ジャニーズ会見担当会社「NGリスト」謝罪 PR業界では「作ることもある」

[ 2023年10月6日 05:00 ]

<ジャニーズ事務所会見>多くの報道陣が会見に駆けつける
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 ジャニーズ事務所が性加害問題を巡って開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったことについて、会見を運営したPR会社「FTIコンサルティング」は5日、同社が作成したことを認めた。その上で「事務所は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与していない」とした。

 リストを作成した理由について、FTIは「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために作成した」と釈明。「関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけした」として謝罪した。

 本紙が独自入手したNGリストには6人の名前と顔写真が掲載されていた。その中にあったジャーナリストの鈴木エイト氏は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を追及したことで知られる。

 一方、9月7日の会見で長時間にわたって質問を続けたM氏や司会者に注文を付けたO氏らの名前も。テレビ局関係者は「FTIが会見を混乱させることなく、スムーズに進めたいという短絡的な理由でNGリストの人選をしたことは明らか。ただ、井ノ原(快彦)さんはこうした質問者にも対応できる。FTIは本当に浅はかな考えでジャニーズを窮地に追いやる形になった。お粗末としかいいようがない」と批判した。

 本紙の取材に応じたFTI関係者は「ジャニーズ(の会見)だからやったわけではない。PR業界では一般的にNGリストを作ることもある」と説明。今回のような謝罪会見でも「NGリスト」が存在して当たり前というPR業界関係者の驚くべき感覚をうかがわせた。

 ジャニーズ事務所との契約解除は避けられない状況だが、同関係者は「それは仕方ない」と話した。一方、ジャニーズ事務所の主催者責任も問われる。FTIとの契約に至った経緯を明らかにしておらず、説明が求められそうだ。

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