唐木明子氏 岸田首相“減税コメント”に「インフラ老朽化、高齢化、教育…やらなければいけないこと多い」

[ 2023年10月6日 15:13 ]

フジテレビ社屋
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 世界的戦略コンサルティング企業「Strategy&」に所属する唐木明子氏が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党の若手議員らでつくる議員連盟から消費税減税を求める声が上がり、同党幹部も税収増を背景にした減税を口にする中、岸田文雄首相が経済対策で「思い切った対策をとりたい」と発言したことについてコメントした。

 岸田首相は9月25日、官邸で「物価高に苦しむ国民に、成長の成果である税収増を適切に還元する」と経済対策策定に向けた決意を記者団に語った。また、「税制や社会保障負担の軽減など、あらゆる手法を動員する」とも表明。減税の可能性にあえて触れた。

 唐木氏は、税収増があるとはしつつ「減税できるのかな、すべきなのかなっていうところを、とっても疑問に思いながら見ています。支出している金額がそんなに変わらない、やらなきゃいけないことは逆に増えていると思うんですよ」と言い、「インフラが老朽化して換えないといけないという所も結局はいろんな人が負担をしていかないといけないし、高齢者の介護も大切だし、教育にも投資しないといけない。たくさんある」と指摘。

 「その時に、(減税で)収入を減らすといいのだろうかと。あと1番困っている人たちって、税金を払ってなかったりもするので、その人たちを支えるためのお金も減ってしまう。そうすると、所得の再分配というのは、こうやって起きるんだよねってことをみんなで考えてからやらないといけないことかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

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