AKB今年30人目の卒業発表 在籍メンバー、握手会、姉妹グループ…国民的アイドルの“現在地”

[ 2023年10月1日 16:35 ]

東京都千代田区にあるAKB48劇場
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 AKB48浅井七海(23)が1日、グループ卒業を発表した。今年に入ってからのメンバーによる卒業発表は、これで30人目。前田敦子や大島優子、指原莉乃らを輩出し、国民的アイドルと呼ばれたグループが、大きな変革期を迎えていることは確かだ。結成から18年、グループの現在地をまとめた。

 ◇所属人数 公式サイトに掲載されているのは63人(正規メンバー45人、研究生18人)。既に卒業を発表しているメンバーも掲載されており、全員が巣立つと55人になる。47人が在籍したチーム8があったころには100人を超える規模だったこともあり、ほぼ半減することになる。

 ◇主なメンバー 最古参は柏木由紀(32)。2006年に3期生として加入してから17年、人生の半分以上をアイドルとして活動している。11年に加入した12期生の佐々木優佳里(28)が柏木に続く。ほか、最新シングル「アイドルなんかじゃなかったら」でセンターを務める小栗有以(21)、「久しぶりのリップグロス」で初センターを担った千葉恵里(19)、海外にもファンが多い下尾みう(22)ら。若手では佐藤綺星(19)橋本恵理子(17)平田侑希(20)山崎空(19)の17期研究生が選抜を経験している。

 ◇48グループ総監督 19年に向井地美音(25)が就任。高橋みなみ、横山由依に続く3代目。

 ◇劇場公演 18年前にグループが産声を上げた東京・秋葉原の専用劇場「AKB48劇場」は健在。出演人数はコロナ禍以降、16人から8人へと減らしているが、今秋から16人での公演を再開させる。

 ◇チーム制度 06年に2期生が加入し、チームAとKによるチーム制がスタート。その後B、4、8と増えて最大5チームが生まれ、劇場公演やCD収録をチーム単位で行うこともあった。今年でチーム制度を休止。

 ◇選抜総選挙 シングル曲の選抜メンバーをファン投票によって決める、年に1度の風物詩は、グループの名を大きく世間に知らしめた。前田敦子と大島優子のライバル関係からの「前田コール」や、篠田麻里子の「つぶしに来て下さい」宣言、指原莉乃の3連覇など、数々のドラマを生んだ。海外姉妹グループも参加した18年の第10回は世界選抜総選挙と銘打たれ、これを最後にイベントの歴史に幕を閉じた。

 ◇握手会 「会いに行けるアイドル」の代名詞は、ファンの心を釣り上げる「釣り師」、係員によってメンバーとの握手をはがされる「はがし」、メンバーによる鈍い対応「塩対応」などの新たな言葉を生んだ。コロナ禍を境にオンラインの対面イベントなど、形を変えて続けられていたが、10月から対面での握手会が再開される。

 ◇姉妹グループとの連携 現在は名古屋・栄を拠点とするSKE48、大阪・難波のNMB48、福岡・博多のHKT48、新潟のNGT48、瀬戸内7県を広く拠点にするSTU48が活動している。過去には5大ドームツアーにも姉妹グループが参加し、300人規模でのライブや握手会イベントを行ったことがあったが、21年に運営会社が分社化。現在はそれぞれのグループの活動に専念している。

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