若狭勝弁護士 2日のジャニーズの報告会見「壁は高い」 補償は「かなり踏み込んだ具体的な話を」

[ 2023年10月1日 14:10 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部の若狭勝弁護士が1日放送のTBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にVTR出演。2日に行われるジャニーズ事務所の新体制の報告会見のポイントについて語った。

 ジャニー氏の性加害問題をめぐり、所属タレント出演のCMや広告契約を見直す企業が相次いでいる。事務所は2日に新体制の報告会見を行うとしており、社名変更などについて発表される見通しとなっている。

 番組では企業問題の管理・対応に詳しい若狭弁護士に、補償など世間にスポンサー企業を納得させる会見のポイントについて質問。若狭弁護士は「世間が変わったと思える評価をしてくれるためには、まずは社名を変えなければならない。これは必須である」と断言した。

 さらに「社名を変えただけではなく、内実も変えなきゃいけない」と語り、「ジャニーズ側の人たちが、“この程度相当踏み込めば世間の人は納得してくれるんじゃないか”というレベルよりも、さらにその倍ぐらいのものを打ち出さないと。世間あるいはCM会社などは納得してくれないんじゃないかなと思うんです」と強調した。

 補償についても「前回の記者会見からは少し時がたっているので、おそらく補償の仕方とか、枠組みというのは当然詰めてると思うんですよね」と推測し、「ですので“今追って検討中”とかね、いうようなことを言っていたら、もっと離れていくCM会社、あるいは我々も失望感につながってしまうので、きちんと被害補償がどの程度、いつまでになされるのかっていうことは、具体的にやっぱり述べないともはやいけないと」と明言。

 「いつまでにこういうことをやって、それはこういう枠組み、こういう基準で補償をきちんとしていくっていうのを、かなり踏み込んだ具体的な話をしていかないといけないと思います」との考えを述べた。

 また前回の会見では社長を退任した藤島ジュリー景子氏が引き続き株式を全て保有すると発表されたが、「この株式がどうなるのかっていうのも結構大事なポイントだと思うんです」と指摘。「その後の週刊文春の指摘によって、相続税を猶予されてる、猶予してもらうための条件として必須だから代表取締役に残るという色彩が強いというようなことになってきてるとすると、その狙いとか、代表取締役を続けていく趣旨とかいうのをきちんと述べなければいけないと思います」と話した。

 「“そこまで言うのか”“そこまで踏み込んだのか”っていうような驚きをもって我々が話を聞ければ会見は成功ですし、ジャニーズ事務所が立ち直るということは可能にはなってくるとは思いますが、壁は高いというふうには思います」と予想した。

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