【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第36話 フワリと風のように去った於愛 ダァーーン!と茶々降臨

[ 2023年10月1日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第36話大河絵 フワリと風のように去った於愛 ダァーーン!と茶々降臨
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は1日、第37話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第36話は「於愛日記」。徳川家康(松本潤)は真田昌幸(佐藤浩市)から、北条に領地を渡す代わりに徳川の姫が欲しいと要求される。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)を養女にし…と画策も、父娘ともに猛反対。そんな中、家康が探していた武田の女を、鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)が匿っていたことが判明。忠勝が説得に向かうも、元忠が抵抗し、一触即発の危機に陥る。あらためて於愛の方(広瀬アリス)が元忠に話を聞くと、意外な事実が…という展開だった。

 笑顔とおおらかな佇まいで瀬名亡き家康を、徳川家を支えてきた於愛。しかし、前回終盤から今回にかけて「殿はお慕いするお方ではない」「私の笑顔は偽りでございます」。知られざる胸中。しかし、その思いと同じくして「この方がいつかまた、あのお優しい笑顔を取り戻される日まで」と傷ついた家康に寄り添う優しい心を持ち続けてきた。笑顔でふざける家康と、その姿を笑って見つめる於愛。仲睦まじい姿が映し出された後に、衝撃のナレーションが…。

 「西郷殿こと於愛の方さま、この後、間もなくお亡くなりに。そのご葬儀には多くの民が集まり、祈りを捧げたとのことでございます」

 そして残り1分半、もう一つの衝撃が。家康の言葉が全てを物語る。「お市…様」――。

 北条をめぐり秀吉の無理難題に戸惑う家康。そこへ、的を射抜く銃声が鳴り響く。女性の笑い声。秀吉は「危ないねえではないか、またやって~。どうしょうもない女子だわ~」とたしなめるが、銃を手に現れた女性は「でも、当たりましたでしょう?殿下があまりにお下手で、見ちゃいられませんで」。秀吉は「おめえさんには敵わんわ~、もう。どうじゃ、大納言。驚いたろ」。女性が振り返ると、お市の方(北川景子)に瓜二つ。秀吉は「我が新たなる側室、茶々よ」。

 お市の方と顔はそっくりだが化粧を始め雰囲気は180度違う、まさに“同じ顔だけど別人”。サプライズの北川景子1人2役となった。

 フワリと柔らかな風に吹かれたように去っていった於愛の方と、「ダァーーン!」と現れた“ラスボス”感満載の茶々。第36話を彩った正反対の2人の女性を、石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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