宝塚月組トップ・月城かなとが退団会見 大劇場公演5作で卒業「自分の去り際を早くに決めていた」

[ 2023年9月26日 12:36 ]

退団会見を行った月組トップスター・月城かなと (撮影・中辻 颯太)
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 来年7月7日の東京公演千秋楽で宝塚歌劇団を退団する月組トップスター・月城かなと(つきしろ・かなと)が26日、大阪市内で会見を行った。

 トップになるまで「辞めたいと思うことは一度もなかった」というが、トップに就任した時に「(大劇場公演)5作で卒業しよう」と決めたといい「私は月組をつないでいく役割を頂いたんだ、と思い、どの時期に次に渡すのがベストなのか、自分の去り際を早くに決めていた」と理論派らしく、卒業を決めるまでの過程を説明した。

 同時に退団する相手役のトップ娘役・海乃美月(うみの・みつき)には昨年夏に上演された「グレートギャツビー」の時に「決意」を伝え、海乃からは現在公演中の「フリューゲル/万華鏡百景色」の稽古が始まる段階で「一緒に退団させて頂きたい」と告げられたという。

 月城は09年初舞台。花組トップスター柚香光(ゆずか・れい)、星組トップの礼真琴(れい・まこと)らスターひしめく95期生の1人として早くから注目を集め、最初は雪組に配属された。17年に月組に組替えとなり21年8月、珠城りょうの後を受けトップに。先日、来年5月での退団を発表した柚香とは事前に話をしたが「お互い組を担う、この大事な役目をまっとうできるように…と。卒業したらゆっくり、退団のこととか話をしたい」と思いやった。

 さらに「応援してくださるファンの方がいらっしゃることは“宝塚で頑張ってきてよかったな”と思いますし、最後まで月組生として男役としてまっとうし、退団公演の千秋楽にも“もっと見たい”と思って頂けるようにまい進したい」と締めくくった。

 サヨナラ公演は来年3月29日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する「Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA 110!」(5月12日まで。東京宝塚劇場は同6月1日~7月7日)。

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