「絶世の美少年」と言われた元天才子役、アルコールに溺れた壮絶な人生…週7で会社員+土日バイトも経験

[ 2023年9月26日 12:21 ]

黒田勇樹公式インスタグラム(yuukikuroda23)から

 天才子役として人気を集め、現在は舞台演出家として活動する黒田勇樹(41)が、26日までに公開されたYouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」にゲスト出演。これまでの人生を赤裸々に語った。

 黒田は自身の人生について、「秘密にもしてないし公にもしてないんだけど、お父さんが有名なロックバンドのギタリストで。大友康平さんとうちの親父が『HOUND DOG』を立ち上げた」と告白。0歳から「赤ちゃんモデル」として芸能界入りし、母も「有名な芸能人のマネジャーをしていた人」ということから、芸能の世界が当たり前だったという。

 初のテレビドラマ出演が5歳で出演したNHKの大河ドラマ「武田信玄」で、初舞台が8歳時の帝国劇場「オリバー!」の主役、初映画が17歳「学校III」(監督山田洋次)で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞…と、華々しい経歴を持つ黒田。「経歴だけ凄い」と照れ笑いし、「芦田愛菜さんのよう」と言われると「芦田愛菜ちゃんは、俺よりもっと凄いからな」と謙遜した。

 「17歳くらいまでは、人のセリフも全部言えた」という天才子役だったが、日本アカデミー賞新人俳優賞をきっかけに仕事が減ったと回顧。「ああいうものを個人事務所の人が獲ったりすると、ギャラが高くなる」といい、さらに「18歳を過ぎると、学園ものの需要が減るから。新社会人の役…とかになるけど、凄く枠が少ない。子役から上がってきたら、20歳前後で仕事が難しくなる」と振り返った。

 給料制だったため金銭面での負担を感じたことはなかったが、28歳のときに「俳優以外の仕事をしたことがないから、やってみよう」と決断し、派遣やデスクワークを経験。月から金曜日にフルタイムで勤務した上、土日には引っ越しセンターでアルバイト、稼いだお金で夜に遊ぶ…という多忙を極めた生活を送っていたが、「芸能人よりよっぽど楽ですよ。15分しか寝られない日が毎日あったんだもん」と、芸能界のきつさとは比較にならなかったと笑顔を見せた。

 33歳だった2014年に芸能界に復帰して以降、役者と制作側を行き来している。「今の方が楽しいですね。つくる方、やる方を行ったり来たりするのは楽しい。フィードバックが多く、それを次の現場に生かせる。それが面白い」と充実した様子で「人間の世界を表現する仕事だから、人間の世界を経験したということが、とってもよかった。自分の演技とか、書く台本が豊かになりましたね」としみじみと語った。

 一方で、「俳優をやめたくらいにアルコールに溺れた」という過去も。「若い頃から芸能界にいて、朝まで飲むのが当たり前だったから…」と、長年染みついた飲酒ペースのために、健康診断で引っかかり、医師から「限界が来てるからやめなさい。その量を飲んでいたらいけない」と指摘されたという。「朝まで飲むのが当たり前だったから、そのペースが身についていたんでしょうね」と苦笑いし、その後3年間禁酒。体調の回復に努めた。

 現在は一児の父としての顔も持つ黒田。長男が現在3歳となるが、「自分が5歳から仕事してたから…彼も人間。人間として付き合っている。そこは達観したくない」と吐露。「監督とか演出をする立場なので、年齢とか性別で判断しない。目の前にいる人間と付き合って、その人間の言っていることを聞いて、その人間と仕事をするだけ」と、自身のポリシーを熱弁した。

 この動画には「人間失格ではいじめられっ子役からいじめっ子役に変わる上手い演技していたのが今だに忘れられない」「黒田さんの演技は他の人では出来ない 特徴的で何より印象と存在感が凄いと思う」「心の底から搾り出すように正直に話していて好感を持った この人の魂に触れた気がした 表現の第一線にいるべき人だと思う」「この人、仮面ライダーディケイドで戻ってきた時圧倒的な演技力ですげえなって思った。子役の時から変わってない」「この人、日本では珍しい位カッコいい生き方と飾らない自分なりの哲学を持って生きている人だなぁ…って思いました」と、さまざまなコメントが寄せられた。

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