テレ朝、ジャニーズに「社名変更」申し入れ　篠塚浩社長「口頭でお伝えしている」

テレビ朝日
Photo By スポニチ

　テレビ朝日の定例社長会見が26日、都内の同局本社で行われ、ジャニーズ事務所が10月2日、社名変更の可能性を含む新体制を発表することについて、「社名変更を口頭で申し入れをした」と同社の姿勢を明かした。

　国際的にも問題となっている故ジャニー喜多川元社長（2019年死去、享年87）による性加害問題。今月7日の会見で、東山紀之新社長は「社名は変わらない」と明言していたが、報道陣の批判を受け、変更を検討する余地について「ある」と訂正。19日には東山紀之新社長名で「今後の会社運営に関するご報告」を公式サイトに掲載し、「社名変更など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認した」と報告。10月2日に会見を開き、進捗（しんちょく）内容を具体的に報告するとしている。

　篠塚浩社長は、同局と縁の深い東山が新社長に就任することを受け「引き続き誠心誠意向き合っていただきたい」とコメント。同局が過去に性加害問題を報道してこなかった“メディアの沈黙”については「性被害への意識が著しく低かったと反省しています」と社長自ら謝罪した。

　その上で、同局の姿勢として「社名変更についての申し入れは紙の形ではなく、口頭でお伝えしている」と、同事務所に社名変更を申し入れたと報告。また「事務所には所属タレントへの配慮もお願いしたい」とも求めた。