篠原涼子 26年ぶり全国ツアースタート 50歳の誕生日に「最高のプレゼント」 新たな恋は…? 

[ 2023年8月13日 21:00 ]

26年ぶりのコンサートツアーをスタートした篠原涼子 (撮影:佐藤薫)
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 女優で歌手の篠原涼子が13日、ビルボード東京で約26年ぶりの全国ツアーをスタートさせた。この日は50歳の誕生日。自身の節目に「26年ぶりに、やっと皆さんの前で歌えます。最高のプレゼント!」と満面の笑み。昨年NHK紅白歌合戦で歌った「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」など全9曲を披露し、集まった約600人を魅了した。

 とろけるような、甘美な時間だった。スポットライトを浴び、客席に笑顔で手を振りながら登場。センターに立ち、マイクのスタンドをなぞる。生バンドを背に、伸びやかでしっとりとした歌声が響かせた。「お酒も飲んで、気持ちも良いと思います。私と一緒に時間を止めて、幸せになってくれますか?」とささやき、観客は熱を帯びた表情を見せる。会場を大きな拍手が包んだ。

 1991年にソロ歌手デビューし、94年発売の「恋しさと…」のオリジナルが大ヒット。当時はタレントで、バラエティー番組で見せる抜群のお笑いセンスで注目を集めていた。同曲は劇場版アニメ「ストリートファイター2 MOVIE」のテーマ曲で、累計200万枚超えを記録。NHK紅白歌合戦に初出場し、女優業への飛躍にもつながった。

 以降主演作が続く人気女優となったが、音楽活動の機会はほぼなし。そんな最中、昨年ゲームソフト「ストリートファイター」シリーズが35周年を迎え、「恋しさと…」を約28年ぶりにセルフカバーする企画が始動。「ずっとやりたかった音楽活動を、また改めてできるきっかけ」と振り返り、97年に地元・群馬の桐生市で行った以来のライブになった。

 年を重ねて臨んだ「色気ムンムンの大人っぽいビルボード」のステージ。深いスリットが入った黒のロングドレスや、昨年紅白で着用した深紅の衣装でも魅せ、円熟した魅力を存分に発揮した。アンコールでは、誕生日を祝うケーキも登場。ファンから「おめでとう!」と祝福を受けながらろうそくを吹き消し、充実した表情を見せた。

 私生活では21年7月に俳優市村正親(74)と離婚。今後は女優と歌手の“二刀流”で、「両輪しっかりやっていけたら」と意気込んでいる。多忙な日々の中で、新たな恋の予感はあるのか。その問いに篠原は「今は恋、したくないですね。でも、何か形が変わればチャンスかな?と思います」と、いたずらにほほ笑む。仕事にまい進することを決め、迎えた50歳。“大人の恋”も、いずれ訪れる時が来るかもしれない。

 ツアーは全国3都市で、今月26日まで開催。昨年セルフカバーした「恋しさと…」は、9月27日にCDが発売される。

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